琵琶湖文化館 the Museum Of Shiga Pref
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琵琶湖文化館について
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あきつブログ

 

 朝から琵琶湖文化館の電話が鳴りやみません!!助けてくださ~い!!!
 というのは大袈裟すぎますが、先日から再三再四お知らせしております琵琶湖文化館友の会宿泊見学会『紀州・有田地方の古寺を訪ねて』の受付が始まり、早速、数人の方からお申込みがありました!
 急かすわけではありませんが、定員は40名です。先着10名様に限り、会員以外のご家族やお友だちと一緒にご参加できます。(お申込みいただけるのは会員様のみです。)
 会員の方々には既にお伝えしておりますが、宿泊の見学会は今回が最後になりそうですので、迷っておられるかたは是非とも参加なさってください。これまでのあれやこれや懐かしい話に花を咲かせたり、知らなかった話を耳にしたり、修学旅行のような思い出深い旅にいたしましょう!

 電話とFAXにて受付けております。
   TEL   077-522-8179(平日9時~17時)
   FAX   077-522-9634(終日)
 

 

 今年度の文化財講座「打出のコヅチ」は先週の第5回をもって終了しましたが、少々物足りなさを感じている方に朗報です!


 来月には、学びの秋にもってこいの『「千年の美」つたえびと養成講座』が実施されます。本講座は、滋賀県に伝承されてきた「千年の美」とも言うべき仏教美術・神道美術などの魅力を学び、また受講者自らが「つたえびと」となって発信していただくことを目的とした講座です。


≪平成26年度 第1回「千年の美」つたえびと養成講座≫

 日時:平成26年10月13日(月曜・祝日)

     13:00~17:00


 会場:ライズヴィル都賀山(守山市浮気町300-24)

     JR琵琶湖線「守山」駅(東口)から徒歩2分


 プログラム:

     ①受付、開講説明(事務局)

      13:00~13:30

     ②総論「近江の仏教彫刻」

      講師:高梨純次氏(MIHO MUSEUM参事)

      13:30~15:00

     ③現地見学会(水の郷の薬師仏たちを事務局が案内)

      15:00~17:00 ※歩きやすい服装でご参加ください。


 募集人員:200名 ※受講料無料(但し、イベント保険料等の少額の実費負担をお願

               いする予定です)、事前申込制


 申込み先:県教委文化財保護課 美術工芸・民俗担当(TEL:077-528-4672)


 専門家の講義だけでなく、現地見学会があるようです。既に「打出のコヅチ」の会場にてお申込みされている方もいらっしゃいました。参加希望の方は早めのお申込みを!

 

 本日、琵琶湖文化館友の会、理事・黄瀬様来館!
 今月4日に開催された、琵琶湖文化館友の会自主見学会、 『MIHO MUSEUMと「知られざる信楽」を訪ねて』 の事後報告に来られました。  
 こちらの見学会は日帰りで、計画から下見、参加者募集や会計などすべて会員の方々がなさるのです。参加者は39名とお聞きし、その盛況ぶりがうかがえました。
 行先は、滋賀県の甲賀市。午前中にMIHO MUSEUM特別展「獅子と狛犬」へ、昼食は「魚仙・季節の点心」、午後は陶芸作家のかたの工房と県立信楽窯業技術試験場、そして大塚オーミ陶業の見学だったそうです。  
 大塚オーミ陶業は、「大塚国際美術館(鳴門市)」のすべての美術陶板を制作、また、最近では東京国立博物館の「キトラ古墳壁画」の陶板を制作した工場なのだそうです。  
 そして、ひとしきりお話をお聞きし、お帰りになる黄瀬様の向こうには萩が咲いておりました。
 すっかり秋ですね。
 散歩にはもってこいの季節です。琵琶湖沿いを歩きがてら、琵琶湖文化館前に咲く萩でも眺めにいらしてください。お好きなアングルで写真を撮るのも一興。
 あきつ君は館の上でいつでもお待ちしておりますよ!  

 

 最近は一段と肌寒く感じるようになってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 昨日、今年最後となる滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」(第5回)が開催されました。今回も50名近くの方にお越しいただいました。
 そして、今年度は5回開催と例年に比べ講座回数が少ないなかで、延べ267名もの方にお越しいただきました。誠にありがとうございました。

 さて今回は県教委文化財保護課民俗担当の矢田直樹氏が滋賀の民俗文化について、そして今年11月に開催される民俗文化財県民フォーラムと第56回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会の概要についてお話されました。

 まずは「民俗の宝庫」と呼ばれる滋賀の民俗について、代表的な祭事、行事の紹介のみならず、現在、各地域が抱えている過疎化、高齢化といった民俗継承の問題とそれへの取り組みについて、実務担当者の立場から各事例を取り上げてお話されました。


 そういった取り組みの一環でもある民俗文化財県民交流フォーラム(於・甲賀市)が11月8日(土)に開催され、また翌日の9日(日)には同じく甲賀市で第56回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会が催されます。 滋賀県からは長浜市の「下余呉の太鼓踊り」や甲賀市の「黒滝の太鼓踊り」が披露されます。午前中には体験型のワークショップもあり、終日楽しめる内容となっています。

 なお、大会当日の整理券は県教委文化財保護課等にて無料配布しています。詳しくは文化財保護課美術工芸・民俗担当(TEL:077-528-4672)までお問い合わせください。

 

 今年は琵琶湖文化館友の会、泊りがけの見学会がありますよ!
 行先は、和歌山県です!
 琵琶湖文化館友の会について詳しくは、上のメニューバー「友の会」をクリックしてみてください。そして、友の会に多少なりとも関心をもたれたかたは入会なさってください。
 一緒に晩秋の古寺を訪ねましょう!  
 見学会をより安全で楽しいものにするために、先日、下見に行ってまいりました。幸い、天候にも恵まれ…恵まれすぎて真夏のような暑さにへこたれそうになりつつ山から山へ、寺から寺へ、善福院・長保寺・浄妙寺、吉祥寺・法音寺・勝楽寺、そしてミカン畑。
 下見は9月のアタマでしたので、ミカンの時期にはまだ早かったのですが、見学会本番の11月には美味しいミカンを食べられそうですね。
 なんといっても琵琶湖文化館友の会で古寺を訪ねると、上野学芸員から年季の入った解説を聞くことができるという特典があります。「柱があんな風になっているのは…」と、ここでは書きません。続きは是非、参加なさって実際に見ながら直接お聞きください。
 ただぼんやりとお寺めぐりするのも悪くないですが、あれこれ話を聞きつつ歩くのはいいですね。

 和歌山は山ばかりではありません。宿泊先は海です。
 亀ではないので海の中では寝泊まりしませんが、すぐ真横が海でした。近くには白良浜もあり、内陸の滋賀にはない広々とした景色でした。
 琵琶湖文化館友の会は滋賀県にお住まいのかた限定ではありません。海の近くにお住まいの方も山のふもとにおられる方も、どうぞご参加ください。
 その他、琵琶湖文化館友の会については、>>こちら をご覧ください。

 

 皆さんコンニチハ!

 以前こちらで、大津の観光PR映像に琵琶湖文化館が登場する記事を載せましたが、今度は某自動車メーカーのCM「恋する充電プリウス~恋するフォーチュンクッキー2~関西バージョン」に文化館が登場しています!京都や奈良などの観光地とともに滋賀ではバックに大きく文化館の姿が!!

 はじまって1分7秒・2分54秒・4分7秒・4分42秒ごろに4回ほど登場しますヨ。ダンサーさんよりも背景が気になります!

 是非ご覧ください!

 

 9月になり、いっきに秋めいてまいりました。
 8月のアクセス数は842で、先月より325も少なく、あきつ君は悲しいです。とはいえ、8月も更新は少なかったですし、新しい情報をあまりお届けできませんでしたので、反省しております。  
 しかし、ちゃんと見に来てくださる方も、もちろんおられますので、何度も読み返してみたくなるような、充実した内容を心がけてまいります!  
 ところで、すでに一読いただけましたでしょうか?
 新連載「浮城モノ語り」。読み応えありますよ!
「ほほ~なるほど」という嬉しい声がちらほら聞こえてきます。
「なんだ?そんなの知らないよ」という方は、上部のメニューバー「モノ語り」、または>>こちら をクリックなさってください。
 きっと、みなさんの新しいページが開くはずです。
 秋の夜長に月でも愛でながら読む「浮城モノ語り」はオツなものです。興味はつきませんね。ウサギと一緒に飛び跳ねてください。
 さ~、どうぞ!!

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 蒸し暑い日々が続いております。皆さんは如何がお過ごしでしょうか?文化館では不安定な天気に気を配りながら、寄託品の一時返却や受取、県内社寺の宝物調査など何かと多忙な日々を過ごしております。

 そんな中、昨日は第4回目の「打出のコヅチ」の日でした。今回は多くの方に事前予約いただいたうえ、当日は100名近くの方にご来場いただきました。
 本講座では文化館の学芸員が「近江の神と仏 ― 山王信仰の形成過程 ― 」と題し、滋賀県で展開した神仏習合、山王信仰についてお話ししました。智証大師円珍はじめ天台の名僧と山王の神々との関わりについて、また中国における神仏関係の影響など、大変ボリュームのある講演でした。それでも講演の後、参加者の皆さんは熱心に質問されており、「近江の神仏」への強い思い、学ぼうとする意欲に驚かされました。そういった皆さんの興味・関心に応える業務に励みたいと思います。

 さて次回はいよいよ最終回。「民俗文化財県民フォーラムからブロック民俗芸能大会滋賀県大会へ」(9月18日予定)と題し、県教委文化財保護課の担当職員がお話しいたします。引き続き多くの方のご来場、心よりお待ちしております!!

 お盆ということでご実家に帰省される方も多いかと思います。文化館が収蔵している名宝のなかにも毎年、里帰りされる方がおられます。

 聖衆来迎寺様では毎夏8月16日に虫干会(むしぼしえ)が行われ、それにあわせて文化館でお預かりしている寺宝を一時返却いたします。今年のお盆は天気が悪いということで心配でしたが、快晴のうちに無事、返却することができました。 
 なお、この時期は文化館だけでなく、京都国立博物館や奈良国立博物館などに収蔵されている寺宝が一斉にお帰りになります。そして毎年、ご住職が展示・公開の計画を立て、世話役の方と一緒に展示準備をされています。

 お盆のという仏縁の機会。皆様も是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 ひゅ~~~~~ドッカーン!!た~まや~!
 8月8日は、びわ湖大花火大会です。琵琶湖文化館のあたり一面「シートでの場所取り禁止!」の立て看板でいっぱいです。そのつもりの方は、ご注意ください。ちなみに琵琶湖文化館から見ることはできません。あきつ君は空中から見ます。
 なお、当日は通行止めになったり、いつもとは勝手が違いますので、お出かけの際にはしっかりご確認ください。

 では、7月のアクセス数をお伝えします。
 先月より183…増加!で、1350でした!!とはいえ、5月よりは少ないです。7月はブログの更新が少なめでしたので、今月はたくさんの情報をお送りいたします。
 先月も、初めて来ていただいた方が半数以上で嬉しい反面リピーターの方が少なく思えて、寂しくもあります。是非、また来てください。
   さぁ、いよいよ夏本番!
 「8月でこれだけ暑いと12月には…」なんていうやりとりをしているうちに、気づけば本当に師走…なんてことにならないように、日々精進いたします。
 みなさまも夏バテしないよう、あまり根を詰めすぎず、たまには涼しいところで一休みしながら、楽しく笑ってお過ごしください。
 それでは、また!オーエス!オーエス!  

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 先週、本年度3回目となる「打出のコヅチ」が開催されました。炎天下のなか、40名近くの方にお越しいただいきました。誠に有難うございました。

 今回は県教委文化財保護課の長谷川聡子氏より滋賀県の文化財建造物の概要とそれら文化財建造物を安定的に維持・保存していくため運用されている「ふるさと文化財の森システム推進事業」について、お話しいたしました。

 「ふるさと文化財の森」とは、国宝や重要文化財等を後世に守り伝えていくため、定期的な文化財修理に必要となる各資材(葭(ヨシ)、檜皮、竹等)の安定供給を目的するとともに、それら資材を取り扱う技能者を育てるために設定された供給林・研修林のことです。
 滋賀県では今年初めて「西の湖近江八幡葭生産組合葭地」と「西の湖佐々木土地葭地」がふるさと文化財の森に設定されました。

 そもそも滋賀県には葭葺や檜皮葺といった植物性素材を用いた建造物が多いなど自然素材を巧みに活用してきたところに本県の特徴があると言われます。そのような郷土文化を守り伝えていくことも大切な文化財保護と言えるでしょう。

 さて次回は「近江の神と仏 -山王信仰の形成過程- 」(8月21日予定)と題し、琵琶湖文化館の職員がお話しいたします。引き続き皆さまのご来場、お待ちしております!!

 
 台風一過の朝、文化館に出勤すると、びっくりするお客サマがすでに来ていらっしゃいました。 思わず「キャー!!!!」と叫んでしまうその姿、みんなの目線は釘付けです。
 大きくて鮮やかな緑色のカエルサマが、文化館の入り口前の手すりに鎮座しているのです!
 カエルサマは人間の視線を一向に気にする様子もなく、ジッと佇んでいます。近づいてもピクリとも動きません。それどころか、目は半分閉じて、堂々とした風格すら感じさせます。
 あまり見かけない種類で、特徴あるまだら模様や顔つきから、モリアオガエル・・・!?ではないかと思われますが、どなたかご存じの方いらっしゃいませんか?

 ナゾのカエルサマの来館でしたが、その後は晴れて日差しも強くなり、夏本番を告げるためにやって来たのであろうということになりました。




 

 はじめまして、ヤゴです。ざっというと、トンボの幼虫です。
 琵琶湖文化館の琵琶湖側の壁にいっぱい抜け殻がくっついています。
 トンボになって飛んでいった仲間がいっぱいいます。壁の柄に似ててわかりにくいですが、ここにいますよ。
 では、今回はひき続きヤゴがお伝えします。
 6月のアクセス数は1167です。はい、ピンときた方もおられるかと思いますが、4月以降うなぎのぼりだったアクセス数がここへきてガタンと落ち込み、あきつ先輩も落ち込んでいる様子です。 いつもなら呼ばれなくてもやってきてワイワイ盛り上がるのですが…今回は元気がないようです。
 皆さん、何かとお忙しいとは思いますが、気が向いたら、また来てください。お待ちしております。
 アクセス数が少ないということは、ご覧いただけたページも少ないですし、滞在時間も短いです。さすがのヤゴもガックリです。
 そんな中、検索キーワードで一番多かったのは「仏師 性慶」でした。今ここで、2つ3つ性慶についてお話したいところですが、ちょうどお時間となりましたので、それはまた次の機会に…お見逃しなく!!
 あ!あきつくんは今日も琵琶湖文化館の上にいますね。
 飛んでませんが健康状態は良好そうです。では、また!



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 6月26日(木)、コラボしが21にて滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」(第2回)が開催されました。今回も50名近くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

 本講座では県教委文化財保護課美術工芸担当の古川史隆氏より昨年度に修理した滋賀県指定文化財の仏像2躯(馬頭観音像、阿弥陀如来立像)について、保存修理からみえてくる仏像のさらなる魅力についてご紹介いたしました。

 圓常寺(彦根市)の木造阿弥陀如来立像は鎌倉時代のもので、ホゾには「巧匠/法眼快慶」という銘があり、東大寺の復興造像に尽力した仏師・快慶の法眼時代(晩年)の作であることがわかります。
 快慶が製作した仏像は現在約40例が確認されており、そのなかでも像高が三尺前後の阿弥陀如来立像が多く伝来しています。その作風は「安阿弥様」(あんなみよう)といわれ、後世の仏像表現に大きな影響を与えました。圓常寺の阿弥陀如来立像もこの作風を示す貴重なものです。

 山門自治会(長浜市)の木造馬頭観音坐像については、映像資料を通してその修理工程について詳らかに紹介しました。受講者の皆さんは普段見ることのできない仏像修理の舞台裏に見入っていました。

 さて次回は「西の湖ヨシ地が『ふるさと文化財の森』に! ― ヨシ葺屋根を守る取組み ― 」(7月17日予定)と題し、引き続き県教委文化財保護課の担当職員がお話しいたします。皆さまのご来場、心よりお待ちしております!!

 

 忍者の修行をして坐(いま)す。というわけではなく、甲賀三大佛を巡り、丈六佛に抱かれ、過去・現在・未来、三世の安穏を祈って坐(いま)す。  
 甲賀三大佛とは、大池寺の釈迦如来坐像・櫟野寺の薬師如来坐像・十楽寺の阿弥陀如来坐像のことです。  
 十楽寺には他にも皆さんが大好きな十一面千手観音や摩耶夫人立像などもありますし、櫟野寺の十一面観音坐仏は日本最大ですし、大池寺には小堀遠州作といわれる庭園があるのです。京都あたりで夕暮れ時に山へ帰る鳥を眺めつつ「三つ四つ、二つ三つ…」などと数えながらぼんやり過ごすのは秋にして、まずは甲賀へ出かけましょう。
 甲賀には信楽焼きの狸もいますし、景色も良いので、カメラ片手に記念撮影するにはもってこいですね。来年の年賀状に使えますよ!
 あ、そうそう、甲賀三大佛それぞれのお寺で拝観記念おはなびら(御影入り散華)がいただけるそうです。ありがたいことです。

 

 先日、一時返却させていただいた成菩提院さまの「絹本著色聖徳太子像」、荘厳寺さまの「木造釈迦如来立像」がそれぞれお役目を終えて、文化館にお帰りになりました。お帰りの道中、曇り空が続きましたが雨に降られることもなく、作業することができました。 

 どちらの御像も本堂に安置され、多くの方にご参拝いただきました。特に檀家さんの方々が拝まれる姿をみると文化財は決して過去の遺産ではなく、今も生き続ける尊崇の対象、信仰の対象であることを実感いたします。そのような中で「文化館に預けているから安心」とのお言葉をいただくと大変嬉しく思うのと同時に身の引き締まる思いです!!

 無事、お戻りいただいた後は当館学芸員が細部まで点検し、問題の無いことを確認して収蔵庫へ。またの機会までお休みいただきます。

 

 6月6日(金)、ご寄託いただいている重要文化財「木造釈迦如来立像」(近江八幡市・荘厳寺)を同寺の行事に伴い、一時返却させていただきました。

 本年度の5月まで開催されていた「滋賀県立琵琶湖文化館が守り伝える美 近江巡礼 祈りの至宝展」においても各館で展示され、多くの方にご覧いただき、ご好評いただきました仏さまです。こちらの仏さまは清涼寺式といわれる仏像で、特に衣文は目を見張る美しさがあります。
 同寺で地域の方々にご参拝いただいた後、文化館にお帰りいただく予定です。



 

 いよいよ関西も梅雨に入りました。みなサマお元気ですか?

 先日は寄託品の一時返却のために、米原市柏原の成菩提院さまに参りました。

 今回は重要文化財の『絹本著色聖徳太子像』1幅をお届けしたのですが、なんと!成菩提院さまで本作品と模写作品がならべて公開されています。模写作品は原本の原寸大で、現状模写となっています。箔押しなどの技法を可能な限り用い、再現の難しい技法は代用の手法で表現されています。細やかな部分も丹念に写されており、思わず見入ってします。
 6月10日(火)16時までご覧いただけます。みなサマぜひ足をお運びくださいマセ。

 お問い合わせはtel:0749-57-1109(成菩提院)まで。

 

 コダイササユリ、お聞きになったことありますか?
 紫香楽宮跡(宮町遺跡)の北に位置する山「大納言」の山頂で、古代より群生する「古代のササユリ」が、6~7月に見ごろをむかるそうです。  
 今回は、この「古代ササユリ」を鑑賞する会のお知らせです。
 【日時】 2014年6月28日(土)10:00集合
 【場所】 信楽町宮町「紫香楽宮町会館」集合
 大納言山頂までは、車での送迎があるとのことです。
 詳しくは、紫香楽宮ササユリ保存会 事務局
 (電話0748-83-8039 キノセさん) までお問い合わせください。


 

 平成26年も6月になりました。急に暑い!街中では「梅雨もきてないのに、もう夏ね」なんて会話が交わされています。
 では、早速、5月のアクセス数をご報告します。
 5月は、1379件で4月より101件も増加!たくさんの方がいらしてくださって、あきつくんは嬉しいです。またもや今月も、初めての方が半数もいてくださると思うとフレッシュな気分です。何度も見てくださってる方にもこのフレッシュな感じが伝わっていれば幸いです。是非、またこのページにいらしてください。
 展覧会が終わったからといって、琵琶湖の水が干上がるわけでも、琵琶湖文化館が消えてなくなるわけでもありませんので、近くをお通りになる際には写真の一枚でも撮って、お友達と見せっこしてください。お城の上に、あきつくんはいます。
 暑い夏はこれからが本番ですので、水分をいっぱいとって冷麺や生ハムなど食べやすいものを食べてぐっすり寝てください。
 なんといっても健康一番です。では!


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 5月23日(金)、コラボしが21にて平成26年度「琵琶湖文化館友の会総会記念講演会」が開催されました。

 今回の記念講演会は元琵琶湖文化館館長で美術史家の石丸正運氏をお迎えし、「近江の画人たち-湖国の近代画家-」と題して、近代に活躍した滋賀県出身の画人たちについてご講演いただきました。

 まず講演の冒頭では風光明媚な地、神仏います地、街道の地と云われる湖国滋賀の地域性やその特色について、そして古来より豊かな文化が育まれてきた歴史的経過をわかりやすく解説していただきました。

 その後、スライドを交えながら、中島来章、岸竹堂、山元春挙など近代の京都画壇において活躍した滋賀県出身の画人たちについて、解説していただきました。また日本画家だけでなく、大橋了介、黒田重太郎、野口健蔵など滋賀県出身の洋画家についてもお話していただき、たいへん内容の濃い充実した一時でした!

 特に野口謙蔵は東京美術学校卒業後、生涯その身を故郷の滋賀に据えて、蒲生野(がもうの)の地を描き続けた画家です。
 現在、この滋賀県出身の洋画家・野口謙蔵の企画展が砺波市美術館にて開催中です(詳しくは砺波市美術館HP:http://www.city.tonami.toyama.jp/shisetsu/bijyutu)。
 皆さんも是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

  昨日、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」(第1回)が開催されました。初回の本講座では県教委文化財保護課の各担当職員が平成25年度新たに県民の宝物となった滋賀県新指定および追加指定文化財11件について、紹介いたしました。

 建造物では、延暦寺の堂舎5件が対象となり、日本天台宗の宗祖・最澄を祀る浄土院伝教大師御廟も指定文化財となりました。織田信長の焼き討ちによって延暦寺の多くの堂舎が焼失したといわれますが、当建造物は復興期の主要かつ特徴的な建造物として貴重なものです。
 
 美術工芸品の分野では、一休宗純像(少林寺)2幅など5件が指定されました。この一休宗純像には一休さん本人の賛文があり、また室町時代の画僧・墨渓による現存最古の作例と考えられ、高く評価されています。


 これらの報告を聞くと、滋賀県にはまだまだ多くの宝物が眠っているのではないかとワクワクさせられる今日この頃です。

 さて、次回の「打出のコヅチ」は6月26日(木)、「彫刻の魅力と保存修理 ― 山門自治会馬頭観音像と圓常寺阿弥陀如来像 ― 」と題して開催いたします。皆さまのご来場、心よりお待ちしております!!

 

 平成25年1月から平成26年5月にかけて、静岡市美術館、仙台市博物館、島根県立古代出雲歴史博物館の3会場にて開催された「滋賀県立琵琶湖文化館が守り伝える美 近江巡礼 祈りの至宝展」が、5月11日に閉幕を迎えました。

 5月15日の夕方には、巡回展最後の地となる出雲へ旅立っておられた仏さま神さま方が、美術品専用の輸送トラック4トン車2台に乗せられて、琵琶湖文化館にお戻りになりました。そして、昨日、今日の2日間にわたり、作品の最終状態をのべ23名で厳しくチェックをしました。

 そして・・・無事にすべての作業が終了いたしました!!

 長かったような、短かったような・・・そんな感傷的な気分にもなったりしますが、展覧会の作業としてはマダマダ終わりではありません!!大切な宝物を出品してくださった所有者のみなさまへのお礼のご挨拶という、重要な仕事が残っています。
 とはいえ、まずは一段落。

  「展覧会の開催を」と声をかけてくださった毎日新聞社、そして会場の静岡市美術館、仙台市博物館、島根県立古代出雲歴史博物館のみなさま、そして輸送や展示作業、展示図録のデザインや印刷、展示造作など展覧会に関わるすべての作業に携わってくださった関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

 ・・・そして、忘れてはなりません。
 全国津々浦々から各会場まで足を運んでくださった、多くの来館者のみなさま、本当にありがとうございました。 今後も引き続き、滋賀の仏教美術、神道美術、そして琵琶湖文化館をよろしくお願いいたします!!

 

 島根県立古代出雲歴史博物館「近江巡礼 祈りの至宝展」なんと、
 5月3日の11時頃、来場者数が1万人を超えました!ヤッター!
 ご来場くださった皆様、ありがとうございます。
 毎日新聞の記事によると、1万人めのご来場者には館長から認定証や記念品が贈られたそうです。その際、1万人めの方は「冗談かと思った。これも何かの縁ですかね」とコメント。
 夢のようでしょうね。こりゃあ縁起がいいですね!おめでとうございます。
 皆様に幸あれ!

 

 5月になりました。3日は憲法記念日、4日はみどりの日、5日はこどもの日なので、6日の火曜が振替休日になるのですね。こいのぼりがひらひらしております。

 では、ご報告。4月のアクセス数は1278で、3月とほぼ同じでした。ほぼ同じ方が見に来て下さってるのかな?と思いましたが、先月同様、初めての方が半数以上でした。これを読んでくださっている方、また見に来てください。
 それから、4月はなんといっても島根県の方が多かったです。出雲での展覧会、11日まで開催中。まだ間に合いますよ~☆
 そして、なぜか愛知の方も大勢見てくださっているようで、嬉しいだがや。
 これからも、皆さんの大好きな秘仏やちょっとした仏像豆知識をお伝えします。
 お楽しみに~!

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 ゴールデンウィーク真っ只中!出雲にも行ったし、街は混んでるし…と部屋でゴロンとしていませんか?あきつくんはだいたいそうしてます。スカイツリーに行きたいけど、人が多いところが苦手という方や、そもそも連休じゃない!という方も多いことでしょう。

 そんな方におススメなのが古墳。全国にものすごい数ありますから、安心してください。きっとあなた好みの古墳がみつかるはずです。
 例えば、滋賀県長浜市には百基以上におよぶ古保利古墳群があります。たくさんの古墳が山の上にならんでいます。晴れた日の古保利古墳と琵琶湖の眺めはきっと良いものでしょう。 他にも横山古墳群、塩津丸山古墳群、若宮山古墳群、姫塚・大森古墳などなど。たまたま例えに出した長浜市だけでもこんなにあるのです。
 さあ!車に飛びのって、電車に揺られて、GW後半は古墳へGO!

 そして、お待ちかねの御開帳情報!!
 ★場所:湖東三山
      (滋賀県湖東地方にある西明寺、金剛輪寺、百済寺の3つのお寺。
        北より「龍應山西明寺」「松峰山金剛峰寺」「釈迦山百済寺」。)
 ★開催:4月4日~6月1日
 本来、「住職一代・数十年に一度」にしか公開されない秘仏中の秘仏が2014年度は「湖東三山IC開設 交通安全祈願」を記念して特別に公開されています。
 ワクワクしますね。ジッとしていられないですね。では、良い休日を!

 島根県立古代出雲歴史博物館で開催中の「近江巡礼 祈りの至宝展」(3月28日~5月11日)も前期の展示期間を終え、4月16日からは後期の展示期間が始まりました。

それに伴って、先日は展示替えの作業が行われました。展示替えは古代出雲歴史博物館、毎日新聞社、日通美術、そして文化館の各スタッフが密に連携しながらの慎重な作業です。あわせて各作品が劣化していないか、一点一点目を凝らしながらの細かな点検作業も行いました。

 後期の展示期間中には国宝の「六道絵」(聖衆来迎寺、4月28日から)や重要文化財の「仏涅槃図」(正法寺)、「千手観音二十八部衆像」(大清寺)など普段はあまりお目にかかれない“ 近江の宝物”が展示されています。また関連講座やイベントも随時、開催中です。

(詳しくはhttp://www.izm.ed.jp/cms/event.php
 皆さん是非、足をお運びください!!

 新年度(平成26年度)が始まりました。
 みなさん、いかがお過ごしですか?あきつくんです。普段は琵琶湖文化館の上でジッとしてますが、新年度の慌ただしさでバタバタしてます。
みなさん、ゴールデンウィークの予定はお決まりですか?
お決まりでないなら、出雲がおすすめです。
出雲大社のお隣、島根県立古代出雲歴史博物館では引き続き
  「滋賀県立琵琶湖文化館が守り伝える美 
   近江巡礼 祈りの至宝」 開催中!(5月11日まで)
出雲蕎麦も食べたいですね。

 それでは、3月のアクセス数を報告します。
 2月より139件増え、1232件!そのうち半数以上が初めてご覧いただいた方でした。

 日本国内はもちろんのこと韓国や台湾、アメリカやフランス、タイからもアクセスしていただいています。カムサハムニダ!カムシャ!サンキュー!メルシー!コップン!
 国内は地元の滋賀が一番多く、東京、大阪、京都と続きます。ありがとうございます!
 随時、行事や面白情報をアップしていきますので今後ともよろしくお願いします。

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