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・・・そう、今回の講座、九博展の開梱・点検作業と日程が重なり、文化館からは誰も講座に 参加することが出来なかったのです(僕は事務所でお留守番・・・)。
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しか~し、講座資料を見るところによると、かなり多く写真を使って様々な例を挙げながら近代建築の魅力を、大いに語られたご様子ですよ。
副題となっている「蘆花浅水荘」は大津市中庄にある重要文化財の建物で、日本画 山元春挙の別荘として大正4年から10年にかけて建築された建物です。本屋、離れ、持仏堂、表門等の建物は数寄屋造りを基調とし、良質の材料を選び抜き、優れた技法と意匠により建てられていることが、各建物、各部屋ごとに説明されました。これらは大正時代の別荘建築の特徴をよく現した優れた文化財であるということです。
なんだか実際見てみたくなりますよね~・・・3日前までに予約すれば拝観も可能だそうですよ。~但しの注意書きに「夏の別荘として建てられた建物なので、冬場に訪問される際は温かい格好でお越しくださいませ。」とあります。・・・なにやらその但し書きすら愛おしい、、、後世に伝えたい近江の文化財でございます。
筆:あきつ
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会場には、
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今年は出品者30名、作品点数62点、総入場者数699人(惜しい!!)と、好評であった昨年度を更に上回る盛況ぶり!ちょうど会期中に文化財講座「打出のコヅチ」が開催されており、講座終了後に駆けつけてくださった方や、毎年この時期を楽しみに来られた方もいらっしるなど、大変有り難いことでございました。中には「ところで琵琶湖文化館はどうなるの?」と館の行く末をお尋ねになる方もおられたとか・・・多くの方にご来場いただき「その反響が励みになる」と、みんなで喜んでおりました。
そしてまた来年もこの時期に・・・熱く誓い合った友の会・・・なのでありました◎
筆:あきつ
僕は朝から文化館のお掃除をしていました。たっぷり2時間かけての大掃除でした。それもこれも、あの方達をお迎えするため・・・長き旅を終えてお戻りになるあの方達をお迎えする・・・心ばかりの準備です。
そして先ほど、15時50分、長いながい旅を終え、『湖の国の名宝』
近江の宝ものたちが、無事、琵琶湖文化館にお着きになりました!
なんせ展示期間も移送距離も「なごう」ございましたので、心配?・・・はしておりませんでしたが案じておりました。。。
ほんと良かったとです。
さすがに9月半ばにもなると日暮れが早く、今日も西の空には雨を運んで来そうな雲がずずいっと流れて来てましたので、搬入は時間との勝負でした。そして今回もお手伝いいただきました心強い助っ人:文化財搬送のプロたち(何やらエジプトで「ツタンカーメン」
のお引っ越しにもこの方達の技術力が買われて職員が派遣されたとか!)の、お世話になって、全ての文化財が館の中に納められました。
明日からはまた、搬出した時と同じように文化館学芸員と九博さん立ち合いのもと、1点1点無事を確認する検品作業を行います。その後も、お寺さんに挨拶回りなど、文化館としてまだまだ「名宝展」事業は続きます。緊張の糸を切らないように、頑張って務めさせていただきたいと思います。(by学芸員)
とのことです (゚ー^v)
筆:あきつ
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(~20日まで(19日は休館) 午前9時~午後5時(最終日は4時まで))
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年1回とは言え、皆さんの渾身の力作にお出逢いするのが楽しみでなりません。会員方々が相互に研鑚しあい、良き作品を次々と生み出されていることは、
とてもすごいことだと思います。
ここに友の会より【開催のことば】を掲載させていただきます。
『この展覧会は、会員に作品発表と鑑賞の場を提供し、琵琶湖文化館及び友の会の自主活動を盛り上げるとともに、親睦を図ることを趣旨として開催してきました。しかし、文化館の休館が3年目を迎える中で、会員の意識と展覧会の目的が変わってきました。
琵琶湖文化館の休館が、近江の文化振興や仏教文化財保護・研究に大きな弊害を生じていることを訴え、文化館開館の願いを表明する場として作品展を実施いたします。
ご高覧の上ご指導を賜りますようお願い致します。』
皆さん是非足をお運びくださいね。
筆:あきつ
九州も滋賀と変わらぬ猛暑で、太宰府天満宮では冷た~い霧を噴射して観光客を迎えておられました。九博さんでは特別展「馬 アジアを駆けた二千年」の最終日でもあり、子ども達がホンモノのポニーや馬の乗馬体験ができるイベントなどを開催し、展覧会を盛り上げておられました。いつ行っても「何か」やってる。楽しいこと「何か」やってる。その雰囲気作り、思えば見習うべきこと多々ある会場でございました。
「湖の国の名宝展」も2ヵ月前に船旅ツアーで行った時とは異なり絵画部門が展示替えされ、近江が誇る仏画の数々が一堂に展示されていました。やはりです。やっぱり見応えがあります。大型の涅槃図や仏画が、広く大きなケースに負けない存在感で堂々と並んでいました。泣けてきました。
前回行ったときに友の会の会員の方が「実物でみると色がほんとにきれいなのよ」と言っておられたのですが、まったくその通りでした。ベンチに座って図録を見ながら実物と比べてみましたが、
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仏像など彫刻の展示室では、ほんとに手を合わせて拝んでおられる人がいらっしゃいましたよ!しかも何人も。アジア系の観光で来られた方も!典籍コーナーでは学生さんが「何でこんな字がうまいの?」と腕組んで話されてましたし(笑)、工芸品を単眼鏡でじっくり見ておられる方もいらっしゃいました。皆さんありがとう!強いて言うなら特別展「馬」に展示されていたどんな馬具よりも「名宝展」の「菊花螺鈿鞍」の方がキレイでしたわよ!(よっ身内贔屓?!)
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筆:あきつ
記録ずくめの毎日ですが、文化館HP「浮城」ファンの皆さまは、変わらず健やかにお過ごしのようで、8月のHPアクセス数は、5ヵ月連続の2,000件超え:2,072件のアクセスがありました。リピーターさんとご新規さんが半々の割合です。感謝感謝でございます。
キーワード検索では、名宝展に出展されている作品やお寺さんの名前で当HPに辿り着かれた方や、文化財講座「打出のコヅチ」の開催に伴ってアクセス数が増えるなど、その反響や手応えを目で見て分かるアクセス数調べは、やっぱり楽しい&嬉しい。皆さんとのつながりを感じて「頑張ろう!」と思えます。毎日の暑さもさることながら、「休館中」という状況の中で上向きのテンションを保つことの難しさ・・・日々痛感していた8月。今やれることをコツコツと、皆さんの驚く顔・喜んだ顔を見たいがためにコツコツと、地道な作業が続けられておりました。欲張りですが、報われたいデス。。。
ということで!ご用意したのが、Newページ 「淡海のたからもの」 でございます。
毎日新聞で隔週火曜日連載中:文化館の館蔵品紹介をコンパクトにまとめてみました。新聞ではモノクロですが、こちらでは基本的にカラーでご覧いただけます。
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学芸員さんの執筆の苦労を目の当たりに、なんとかその努力報われないかと悩む日々・・・仏教美術だけではない文化館の館蔵品の魅力を公開できればな、と思います。
筆:あきつ
さて、文化館の「ご意見・ご感想」には、『九博展行ってきました』という
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先日行われた九博館長と滋賀県知事とのミュージアムトークでは、文化館の先行きにについても、明るい兆しが見え隠れ・・・していました。
(関連記事) ・ (滋賀県HPインターネット知事室かだ便り8/21付)
どうかご縁にご縁の輪がつながり、滋賀の文化財を盛り上げる一翼を文化館が担えればな、と思います。
筆:あきつ
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最初に梵鐘の基礎知識がお話され、各部の名称や素材、製作技法などが説明されました。特に注目して欲しいトコロが、龍頭(りゅうず:最上部の環状をなしている部分)や撞座(つきざ:鐘をつく部分・蓮華文)・銘文(めいぶん:年号や製作者・奉納者が記されている)など、ここをチェックすると時代・製作者(鋳物師)によって作風が大きく異なるので違いがオモシロイとのことでした。特に撞座は、年代の古い物は鐘の中央付近にあり、近世に近づくにつれ下の方に配置される傾向があるそうなので、要チェックです。
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後半では、県教委が昨年度から行っている梵音具資料調査についての中間報告があり、主として近世以前の梵音具を対象として、 平成21年度から平成24年度まで(4か年継続事業)として、
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講師を務められた古川氏は、『「私の地元にこんな梵鐘がある」「地元で預かっている鰐口を調べて欲しい」など、
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地元民としてそれ知りたいなぁ~ほんまやったらその小ネタ自慢したいなぁ~
除夜の鐘撞きくらいしかご縁がなかったお寺さんのいつもの鐘ですが、今はわざわざそれを見に行きたいくらいです!先ずは撞座の位置?ですね?! 銘文・・・読めなかったら調査を依頼してもいいデスカ???!
筆:あきつ
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その中の1つです。近々、海を渡ります。
本日来られたのは、メトロポリタン美術館の研究員の方と奈良国立博物館の方でした。今回の依頼文や招待状などはエアメールで届いていたので、今日も英語が飛び出すか?!とドキドキしていたのですが、来られたのは日本人の
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この曼荼羅図は奈良国立博物館の「聖地寧波」展(H21年度)に出品されており、そのご縁もあって今回の出展が決まりました。
曼荼羅図は、「おぅ、いつもの出張ねぇ~まかしときッ」みたいな顔で?、普段と変わりなく箱に納められてましたが、海を渡っていつもと違う空気の中で展示されることをどう感じるでしょう・・・きっと、「滋賀を、日本を代表して行ってくるぜィ」と思ってくれていると思います。良い物が良い状態で現在に残されているこの奇蹟を、米国の皆さんに知って欲しいと思います。
筆:曼荼羅図について行きたい・・・と秘かに思うあきつ
外に出ただけでとろけるような残暑が続いておりますが、皆さま、甚だ恐縮ではございますが、明日、コラボしが21までお越しいただけませんでしょうか?
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今回のお題、実は僕も非常に気になっています。県教育委員会(文化財保護課)で進められている「梵音具調査」。講師を務められる古川氏は、この調査に行く前によく文化館に立ち寄られます。文化館の蔵書の中からその日うかがうお寺さんの情報を、更に仕入れておられるようです。県内にはたくさんの社寺がありますものね。梵音具(釣り鐘や銅鑼(どら)、鰐口(わにぐち)など)の調査は全国的にも珍しいそうですよ。「今日は長浜です」「湖南行ってから栗東・草津行きます」といつも爽やかに旅立たれてますが、調査をしながら1日に2件3件駆け回っておられる姿を思うと「お気を付けて~」と願わずにはいられません。
その調査報告をされるということで、とても楽しみにしています。皆さんも是非ご参加下さいませ。
筆:あきつ
今日は朝から、毎年お盆の恒例行事となっている寄託品の一時返却のため、
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大津市坂本の聖衆来迎寺さんで、8月16日に虫干会(むしぼしえ)が行われるため、文化館でお預かりしている文化財もこれに合わせて返却し、他の寺宝とともに境内で一般公開されます。普段は文化館や京都・奈良の博物館に寄託されている絵画や工芸品などの文化財も、この機会に里帰りされてますので、かなりな見応えです。昨年僕も行ってきました。冷房の効いた博物館でじっくり眺めるのもいいですが、蝉の鳴き声が響き
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地元の仏さまたちにめぐり逢う、そんなお盆の過ごし方も、この夏是非にオススメです。
筆:あきつ
僕は、社会科の勉強はそこそこできた。(でも世界史は苦手・・・長いカタカナが覚えられなかったから)。日本史は歴史の舞台京都や奈良が近くてイメージがしやすかったのが有り難かった。鎌倉や江戸の話になると「そんな事があったんやぁ」と少し他人事だった。僕が北海道に生まれていたら大変だったと思う。。。そんなアバウトな勉強の仕方を、今はすごく後悔。戦国・室町・鎌倉、どの時代が古いのか自信がない・・・この職場に勤めだして「高校日本史」の教科書を4月にこっそり買ってしまった・・・自分が情けない×××
地理はなんだか身近で、知っていてお得な情報があるように思えた。キラキラした物が好きだったのでダイヤモンドやルビーなど鉱物の産地は必死で覚えた。滋賀でもトパーズが採れると聞いて、スコップとザルを持って山に這いつくばった日々の記憶は新しい。そんな僕だ。
近頃の僕は、HPの「館蔵品紹介」を充実させようと、08年10月から始まった毎日新聞連載の「淡海のたからもの」を再編集している。
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09年3月に僕の興味がそそられる内容が掲載されていた。『雲根志(うんこんし)』。
「石のほかに楽しみはなし」と言い切った木内石亭が、28年費やし「石」について調査・研究した全15冊の刊行物である。各地の石にまつわる伝説や不思議ないわれ、色や形が美しい石、実用性がある石、石器類などが詳しい説明とともに挿絵で紹介されているという・・・み、みたい。江戸時代の究極の奇石マニアのハマリっぷりを見てみたい・・・
歴史・文化財に疎い僕でも興味をそそられる文化館の収蔵品。
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キラキラしたものが好きな僕は夏の夜空も好きである。星がいっぱい天の川もはっきりわかる滋賀の夜空が好きである。今度流れ星を見つけたら何をお願いしましょうか。
筆:あきつ
皆さまお気付きのことかと思いますが、近頃の「あきつブログ」はホントの「筆:ただのあきつブログ」となっており、文化館&文化財ファンの皆さまには、物足りない?内容が続いておりますこと、お詫び申し上げます。
少し説明させていただくと、事務所の中であきつが横目に学芸員さんの動きをうかがうところでは、猛烈な勢いでの執筆活動や、早くも残り1ヵ月となった九博展の返却・搬入の打合せ、文化財調査のための出張などを精力的にこなされている模様です。事務系あきつとしては、手出し口出しできる範疇にございませんので、学芸員さん活躍の小ネタを仕入れるまで、もうしばらく本来の「文化館の活動紹介」ブログはお待ちいただいて、「筆:あきつブログ」にお付き合いをいただければなと、思います。
さて、この時期、文化館の周りでは空気がとてもソワソワしています。何故か?!それは明日にひかえた「びわ湖大花火大会」の開催準備があちらこちらで着々と進められているからなのです。浜大津の沖合には花火台が設置され、2日かけて行われた湖岸の一斉清掃。
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休館中とは言え文化館もみっともない姿を見せてはいけないと、各方面のご協力をいただき、湖岸・湖面の清掃に約1週間かけて取り組み、本来のあるべき清い姿に、本日作業完了致しました。・・・間に合ってよかった。。。おかげですっかり日に焼けました。
(↑わかる人にはわかる・・・雑草・藻のないがきれいな文化館)
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ブルーシートが解禁となる明日にはどのような事になるのやら・・・不安でもあり楽しみでもあり、早く来い来い「びわ湖花火大会」デス。
筆:あきつ
ダルい・・・だる過ぎる・・・!何だかお休みをいただく度に弱っていくような気がするのは気のせいでしょうか。充実したお休み・・・のハズなのですが、、、至福のひととき「朝寝&昼寝」が、どうも僕のやる気を削いでしまっているようです。気力一発!頑張らねばッ!
で、元気の出るお仕事と言えば、今日は恒例の月初めHPのアクセス調べ!これ元気出ます。。。
7月の総アクセス数は2,119件!多くの方にご覧いただき、4ヵ月連続の2,000件突破でございます。有り難いッ!
ただ、不思議なことがあったたんですよ。7/21(水)なんですが、この日だけで210件と通常の3倍ものアクセスがありました。何やろか・・・何かあったやろか・・・思い当たりません。。。浮城HPの七不思議と噂しています。
先月は海外からのアクセスも多く、アメリカやブラジル・イタリアに中国など、ワールドワイドな結果が見受けられました。また、湖の国の名宝展図録を特別販売している当館ですが、東京の方が購入を希望され郵送させていただいた事もありました。その折り、「巡回展はしないのですか?」とのお問い合せも頂戴し、反響に喜んでおります。呼んで下さい是非。声も高らかに。。。
そして私事ではございますが、しばらくスランプに陥っていた「あきつ君」制作、先月はすこぉし頑張りました。7/22の被帽地蔵さんなど、我ながら今後の展開に期待が持てた逸品で、Newキャラ登場を期待していただいていいのではないかなと、思ひます。
筆:あきつ
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でも、楽しいこともありました。ふと顔を上げて湖面を見ると、いっっっっっぱい僕の仲間が飛んでいました。近年少なくなったといわれる赤トンボですが、この時期になると忘れずにちゃぁんと顔を見せてくれます。みんなで示し合わせたように「とある日」なんですよね。大発生するの。これも琵琶湖のなせる技かと、自然界には不思議な事もあるもんだと、感慨にふけりつつ事務所に戻ってみると、1本の電話が・・・「大阪の者なのですが孫の夏休みの宿題に“母なる琵琶湖”について教えていただきたい」との内容で・・・あぁ夏休み・・・!「当館は文化財や仏教美術が専門で」とお答えすると「あー琵琶湖に浮いてるお城の建物ですか?行ったことあります。私はそっちの方が好みですわ」なんて有り難いお言葉も・・・休館の現状や現在の活動をお話すると「もったいない話やな」と言っておられました。ほんまに。
そして次に鳴った電話では、「HPが大変なことなってる」と。「すぐあきつ君に知らせろ」と。。。何ナニ?!おかしな事なってる?と慌てて開いてみるとナント、
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・・・ということで、また記念カウント押さえさせていただきました。。。文化館ファンクラブの皆さまに感謝です。次回は・・・そうですね。「252525」が近づいたら教えていただけると有り難い!
ニコニコニコ・・・きっとその日は笑顔の絶えない良い一日となるでしょう。
筆:あきつ
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ということで!第3回は『近江の仏画-九州国立博物館出品作を中心に-』と題しまして、当館学芸員上野が講師を務めさせていただきました。「コヅチ」の場をお借りして前回から2回連続の『文化館九博ネタ』・・・それでも48名の方が受講して下さいました。“今が旬の話題”ですからね。お聞き逃しなく。
講座の始まり導入部分では、近江の文化財の豊かさを物語る指定文化財の件数を示し、仏教伝来によって近江にもたらされた素晴らしい仏教文化・美術の数々が、今に伝えられて来たことを説明、続いて名宝展に出品されているその誇るべき仏画の数々が紹介されました。
・・・というか、そのハズ!なんです。。。今回僕あきつは会場に行くことが出来なかった為、内容を想像することしか出来ません・・・(泣)見たかったなぁ・・・受講された方、いかがでしたか???
でも、講師先生にリクエストはしておきましたよ。
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こちら珍しく帽子を被ったかわいいほとけさまなの絵なのですが、、、どうでしたか?皆さん見れましたか?実はこの仏画は講師もお気に入りのオススメでしたので、その魅力を熱く語っておられたのではないでしょうか。
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講座を終えて館に戻られたところで感想を聞くと、「マイクがあっても大きな部屋だと思うとつい大きな声を出さないといけないかと、力が入った」と言っておられました。なにはともあれ、お疲れ様でございました。
そして参加いただきましたみなさま、有り難うございました。
筆:あきつ
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そんな時にはちょっとお散歩がてら、湖岸を散策ってのもいいものですよぉ。
ホラッ!ちょうど来週は「打出のコヅチ」がありますし、梅雨も終わっているころでしょうし、是非お気軽に文化財講座にお立ち寄り下さい!
それにあたって重要なお知らせがっ!今や毎回定員オーバーとなる人気講座にのし上がった「打出のコヅチ」!嬉しい悲鳴をあげつつも皆さまには大変窮屈な思いをしていただいておりましたが、ナント!今回は!思い切って!『大会議室』をご用意致しました!!!ひぃ~(思い切り過ぎかッ?!)
いつもの3階中会議室と同じフロアにあるこの大会議室は、ナント収容人数が200人超え! ・・・満員とならないまでも、是非とも多くの方にご参加いただきたく、皆さまお誘い合わせの上、是非会場へ足をお運び下さい。。。!
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・・・でしょう?!ねぇ、皆さん、そうは思いませんか?!思うでしょう?!!
思うべきです!!!?・・・・・えぇいッ強気ッ!!
ということで、いつもお世話になっている報道関係各位方々、いつも以上によろしくお願い致します!((文化館応援警報発令中です!!))
前回の講座で「湖の国の名宝展」図録をご購入された方は、少し重いですが、是非今回もご持参下さいね。より講座の内容が楽しくなります。もちろん図録をお持ちで無い方にも詳しく分かるように、講師はお話をすすめさせていただきますのでご安心を!・・・でもきっと講座の後でこの図録が欲しくなるはず・・・で、ございますわよ。おほほ~
筆:あきつ
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降り続く雨のせいで気分はどよ~ん。滝の水しぶきなどはマイナスイオンが発生して気持ち爽やか~なんて言ったりしますが、バケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨にその効果はないのでしょうか・・・ 誰か教えてクダサイ・・・
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文化館のお隣り「常世川」からは土砂を含んだ水が琵琶湖に流れ込み、こちらもどよ~んと濁っております。
あぁっ流れてきた流木・ゴミなどがまた近くに溜まるのでしょうか・・・
うんざりです。。。
今日はそんな雨の中、ご寄託品の撮影のために総勢8名の方がご来館されました。
雨の日でも風の日でも、出陳交渉や文化財の搬出入のために、文化館におこし下さる方々がいらっしゃいます。「意外と電話よく鳴るな」とビックリされる方もいます。休館中でも眠っているわけではないのですよ~建物も人も、活動を続ける文化館です。皆さまにご理解いただけるよう、頑張ってガンバッテまいりますね。
梅雨空もいつかは晴れるもの。太陽の陽射しが待ち遠しい琵琶湖文化館でございます。
筆:あきつ
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【最澄がつないだ近江と太宰府】と題して、比叡山延暦寺副執行の譽田玄光さま、元別府大学文学部教授の八尋和泉さま、元滋賀県琵琶湖文化館館長の宮本忠雄さまに、それぞれご講演いただきました。
約80名の方が受講されており、中には大分県から来られたご婦人が「いい話を聞けたので、また来週じっくり展示を見に来ます」と言って帰られたそうです。わざわざ大分から!・・・じっくり展示、見れるかなぁ~??
そう!明日10日は『講演会Ⅱ』が開催されます!【近江の仏教美術】と題し、わが琵琶湖文化館からも学芸員が駆けつけ、滋賀の文化財の魅力や、文化財保護の活動について、九州の皆さまにじっくりたっぷりお話させていただきます。とは言え、うちの学芸員さん、直前まで話す内容をまとめるのに難儀してはりましたよ~。魅力いっぱいの近江の名宝、伝えたいことがありすぎてタイヘンです。
ということで大分の奥さま!明日は朝から九博さんで展示を見、午後は是非『講演会Ⅱ』に是非ご参加いただければと思います(笑)。
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あぁッ!明日の講演会・・・TV中継してくれないかなぁ・・・
僕も聞きたい・・・今回はさすがにお留守番・・・
雨上がりの比叡山に手を合わせつつ、講演会の成功を、
ただただ祈っておりまする。。。
筆:あきつ
電気・・・?・・・わっと・・・あんぺあ・・・オームの法則・・・?・・・「専門的」「特殊」「素人には危険」・・・という先入観から、避けて通りたい分野ではありましたが、、、講習会では、感電や漏電の安全対策、事業所での諸注意、うっかり怠慢が事故につながる恐ろしさなど、分かり易く説明して下さいました。文化館にも大きな電気設備がありますので、充分注意して日々管理していきたいと思います。
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文化館で出来ること・・・先ずはクーラーの使用を控えて、窓を全開。琵琶湖をわたる爽やかな風に、癒されたいと思います。
筆:あきつ
参加していただいたみなさ~ん、お疲れ様でした~!無事お家に着かれましたか?
2日の夕方滋賀を出発し 3日朝に九州上陸、4日朝滋賀に戻るという些か強行突破気味の船旅ツアーでしたが、28名のみなさんと楽しく過ごさせていただきました。梅雨の真っ最中にもかかわらず比較的お天気にも恵まれ、けがや事故もなく無事帰ってこれた事は皆さまのご協力あっての楽しい旅となりましたので、深く感謝申し上げます。有り難うございました。
先ずはどこから語りましょうか。 「船が苦手で・・・」と今回の旅をパスされた方、心配無用、船内はすごく快適でしたよ~。大阪南港から船に乗り込んだとき、参加者の皆さんのテンションが一気に跳ね上がった!のを僕はしっかり見てましたよ~(笑)瀬戸内海を時速40kmで進むので大した揺れもなく、明石海峡大橋の下をくぐる時なんかは更にテンションが上がりましたよね~。「寝台特急のよ
うな半個室」も良くできたもので、そんなに不
自由は感じなかったです。何より、「ゆったり
とした時間の中でちょっと一杯飲みながら思う
存分お喋りできた。これが良かった」と、なか
なかに好評な船旅でございました。
そして辿り着いた九州国立博物館。
ガラス張りの恐竜の形をした建物(僕
も初めて知りました!)に先ずビック
リ。
案内していただいたバックヤードも
最新の設備と大きな収蔵庫に
「おぉ~」と感嘆のため息が・・・また、
文化財の修復に使われる紙をすく現
場や糊を保管した瓶なども見せてい
ただき、文化財の保存・修復に対する
真摯な姿勢というか慎重で繊細な作
業を求められる現場の一端を見せていただき、とても勉強になりました。
そしていざ!「湖の国の名宝展」会場へ・・・みなさん「うわぁ~」って言いましたよね?!確かに言いましたよね?!ズラッと一堂に並んだ文化財を目の前に入り口からなかなか足が進まない・・・文化館で見ていた文化財が、静か~に僕たちが来るのを待っていてくれたような、「よう来たな」と言ってくれているような、そんな感じがしました。フリーで参加していただいた方からも「こんなに良いものが滋賀にあるの?」と言っていただいたくらい。前回の文化財講座『打出のコヅチ』に参加していただいた方からは「ライトのあて方で仏像の木目がこんなにもはっきり見えるの?やっぱり違うな」と、とても“
通”な見方をされたみたいで、参加者それぞれ時間いっぱい名宝展をご堪能いただきました。
また、同時開催されていた写真パネル展「水と仏の近江」では「これはあそこから見た風景やな」「このお寺さんには何回も行ったけど写真の仏さん気付かんかったわ」と地元滋賀についての新しい発見もあったようで、みなさんとても満足されたご様子でした。
その後、江戸時代からの建物「古香庵」でお庭を眺めながら会席料理をいただき、体力つけてから太宰府天満宮にお参り。
福岡市博物館では有名な“金印”を見て思わず「これ何金?」と係の人に聞いてしまった笑い話や(22金でした)、門司港レトロな街並み散策でトドメのお土産を大量買いしてしまったこと(僕)など、たくさんの想い出ができました。
今回の旅、参加していただいた方もツアーの添乗員さんも、本当にみんなパワフルないい人たちで一緒に参加できて良かったです。地元滋賀の新しい発見とそれを誇りに思う気持ち、大切にしていただければと思います。今回はみなさんに九州まで行っていただきましたが、できればこれを地元で見ることが出来るように、琵琶湖文化館、これからも頑張りますので、皆さまのご支援を引き続きよろしくお願い申し上げます。
旅を終えて僕のお城 : 琵琶湖文化館に戻ってくると琵琶湖の色がどよ~んと鈍色。こちらではかなりな大雨が降っていたみたいですね。そしていつも見ている外輪船「ミシガン」が、なんだか今日はとても小さく見えました。。。それでもやっぱり滋賀はえぇとこです。
筆:あきつ
そう!6月のHPアクセス数!九州で始まった名宝展。地元滋賀の報道機関にも度々取りあげていただいた名宝展開催に至る文化館の取り組み。 そして「ブログふぁん」増員計画のギャラリー展。みなさまにも注目していただいたおかげで着実にHPアクセス数も増えました!
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細かく見てみると、アクセスしていただいている人の数は100人位減ってはいるのですよ。でも見ていただいている頁数が多く、滞在時間も長く、直帰率が低い・・・一度サイトを見て下さった方が何度も訪れて下さっている・・・ということになります。リピーターさんが確実に増えました。有り難いことです。(逆にプレッシャーかも~マメに更新していきますね)
そして地域的に見ると福岡を中心に着実に九州・中国地方からのアクセスが増えてます!また韓国や香港からもチェックが入っており、この方達はサイト滞在時間も長く、とても興味を持ってHPを見ていただいていることがよく分かります。九博効果か???!
さすがアジアとの文化交流最前線。効果テキ面です。
あぁ、こうして6月を振り返ってみても思い出されるのは、やはり名宝展・・・あの会場、あの展示室、あの誇らしげなお姿の近江の文化財たち・・・泣いたよなぁ~泣けたよなぁ~あの感動よ再び・・・・・・
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船旅ツァーで!!!!明日、17時に大津駅を出発し、大阪南港から船
に揺られて明後日の朝には、近江の名宝と再開です。しかも九博さん
のバックヤード見学の特典付き!名宝展展示室も特別解説あり!
(事務系あきつが一緒に行っても作品説明が出来ないので保存修復
室長さんに無理やりお願いしてしましました。らっきぃ~)
・・・今回の旅に申し込まれなかった方、確実ニ後悔シテ下サイ・・・
あとはお天気を祈るのみ!どうか楽しい旅になりますように!みなさんと感動を分かち合えますように!
あ、祈るだけじゃない!帰ってすぐに荷造りだッ!
筆:あきつ
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僕もたびたび会場をのぞかせていただきましたが、ご覧になった方々が「開館当時の写真が懐かしい」「今こんなこともしてはるの?」「建物もったいないなぁ」「九博の展示きれいやなぁ見に行きたいわ」と声を掛けて下さり、さまざまなご意見・ご感想が今後の活力となる、とっても貴重な機会となりました。有り難うございました。
そして一角に作られた「あきつ君一覧」を見た皆さんのご反応・・・・・ぐふふっ・・・
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評判よかったとですよ~(なぜか九州弁?)。今までのブログの中で採用されたいろんなポーズのあきつ君155匹(そんなに増えてた!!)をズラッと並べました。「表情がえぇわぁ」「今の内に商標登録しといた方が・・・」「気に入ったし友達つれてもう一回来るわ」「これ写真撮ってえぇか?」等々、 嬉しい反応にニンマリ・・・また頑張らなきゃ!! ですよ~!
開催2日目に、九州の名宝展を紹介する文化財の写真パネルと置いていたチラシの出陳目録の番号が違う!なんてことが発覚!! サァ~っと血の気が引きましたが、使っているリストが違うことが判明し速攻手直し・・・会場が近くて良かった・・・今は肩の力が抜け てホッとしています。
(僕はあんまり役には立ちませんでしたがそれでも)名宝展準備の怒濤の日々、続くブログのギャラリー展、そして溜まってしまった僕の本業の経理処理・・・息つく間もなく過ごした6月がまもなく終わりそうな気配です。「あきつ君と心中する勢いやな」と言われたこともありました。ナルホド、言い得て妙・・・いやいや!倒れませんよ勝つまでは!!! ?
本日ギャラリー展を見に来てくれたお子ちゃまが、上手にあきつ君を描いてくれました。
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そう、こんなかわいい子ども達が大きくなって地元滋賀の文化財を誇りに思うその日まで、いそいそと僕は種まきを続けていきたいと思います。
・・・ちょっと待て~ッ!その時一体僕はいくつだ????!!
あっ・・・その子と同い年・・・ということで・・・
筆:あきつ
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放送翌日、RKB毎日放送のこの番組の担当の方から早速取材の御礼のお電話を頂戴しました。そして、第8回の視聴率は10%と、なかなか好評であったこともお知らせいただきました。・・・思えば、九州国立博物館の展示室にも、6月11日に「九博のたからもの」で放送される旨を知らせるサインが立てられていましたが、こうした努力が実を結んでいるのでしょうね。
・・・そして、RKB毎日放送を見ることができない地域のみなさんに朗報が!
こちらのサイト(http://www.rkb.ne.jp/kyuhaku/)から動画をご覧いただくことができますので、ぜひチェックしてみてください。
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なお、この展覧会の運営については、琵琶湖文化館友の会の会員さんに支援をお願いしています。昨日の午後から行われた展示作業でも、会員さん3名がお手伝いに来てくださり、本日も朝からギャラリー当番に会員さん2名をお願いしています。今週土曜日、26日までの会期でのべ17名の友の会会員さんにこの展覧会の運営のお手伝いをしていただくことになり、あらためて友の会の会員さんの存在の大きさを感じています。本当にありがとうございます。
さて、そんなこんなで明日はNHKの夕方のニュースで琵琶湖文化館の「湖の国の名宝展」を含む特集が放送される予定です。午後6時20分頃にはテレビの前にスタンバイしていただければと思います。・・・あと、実は本日の夕方のニュースで文化財の修復についての放送がある予定なのですが、その中で琵琶湖文化館の収蔵品に関する情報が一部放送される予定です。今日、明日と琵琶湖文化館関連情報が続きますが、お見逃しないようにぜひチェックしてくださいね。・・・毎日新聞「淡海のたからもの」も明日掲載予定です。
このパネル展を見て、滋賀の自然の美しさや文化財の豊かさを知っていただき、滋賀県に足を運んでいただける方が増えればなぁ・・・と思います。
ということで!今日のお題は「湖の国の名宝、遠の朝廷へ-九州国立博物館展示の舞台裏-」です!これぞまさしく「打出のコヅチ」の真骨頂!超速
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・・・部屋の外にいても中の「笑い声」が聞こえてきます。「ほぉぉ~」っとご納得のざわめきが聞こえてきます。・・・僕、廊下にいるじゃないですか・・・中が気になるじゃないですか・・・で、のぞいちゃいました。
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展示ケースの中に人間・・・作業中・・・聞けば当たり前のコトなのですが、みなさんにはとても新鮮だったのではないでしょうか。小ネタとしては、九博さんでは展示ケースの中は、白いスリッパを履いて作業されるとのことです。ゴミや文化財害虫が入り込まないように徹底されてますね。
そしてこちら。「この段ボール、どこが違うかわかりますか?」
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→ヒモが二重なのはまだ中身が入ってます。
ヒモが一重なのは作業済み、カラの証拠です。
・・・・・ひょ~~納得!
あきつの部屋もこれ位決め事がなされていたならもう少し
片付くハズ・・・勉強になります!
他にもオープンした会場の様子やオープニングセレモニーの話など、終始笑いが絶えない楽しい講座となりました。本日参加できなかった方は、是非「あきつブログと湖の国の名宝展」(6/21~26 NHK大津放送局ギャラリー)にお立ち寄り下さい。一部写真パネルでご紹介する予定となっています。
筆:あきつ
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6月4日に琵琶湖文化館を出発した文化財は、6月8日から展示作業が行われました。文化財が無事に会場に到着しているのか、また展示の細かい部分の確認もあり、太宰府に滞在していました。
九州国立博物館から展示のお話があってから、1年あまり。ようやく開幕しました。
500キロ離れた博物館との準備は、なかなか大変なものがありました。
展覧会の具体的な準備の様子や、文化館から九博への文化財の移動、そして展示作業などの様子は、あさって6月17日の午後1時30分からコラボしが21で開催の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第2回にて、
「湖の国の名宝、遠の朝廷へ-九州国立博物館展示の舞台裏-」
として、写真を多数交えてみなさんに詳しくお話させていただく予定になっております。
会場の写真の様子、6月11~12日に行われたオープニングイベントの様子などもあわせてご紹介いたしますので、 ぜひお越しいただければと思います。
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また、会場ではなんと「湖の国の名宝展」図録を1,680円で頒布いたします。滋賀県の文化財をとても魅力的に、デザイン的に魅せる工夫がいっぱい詰まったこの図録、滋賀県内での図録販売は琵琶湖文化館でしか行っておりませんので、この機会にぜひお求めいただければと思います。
遅ればせながら当日のお昼に会場に駆けつけた僕は、ひろ~い展示室の中で、名宝展の会場を示す青いポスター看板を視界の隅に見付けたところで既に目がうるうる・・・
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「まだ泣いたらあかんで」と言われ、はやる気持ちで会場にたどりつくと、そこには懐かしの仏さまたちが一堂に並んでおられました。あぁ、もう限界ッ!何なんでしょうね。もう号泣です。「はぁ~」「よかったね」「ほんとよかったね」「こんなに立派に誇らしげに・・・すごくいい顔しておられるわぁ」・・・大きな仏さまはケースの中ではなく展示台の上でスポットライトを浴びてとても凛々しく、ずらっと並べられた絵画は息をのむほどの見応え。「あぁ、やっぱり文化館の収蔵品は凄いんや」と、何を今更の感想が涙と一緒にぽろぽろ出てきました。展示の仕方・見せ方でこんなに凄いことになるのですね、鳥肌立ちました。羨ましくもあり、現状が切なくもあり、唇をかみしめた展示会場です。
また、素晴らしいのは設備だけじゃないんです。そこで働いておられる皆さんの笑顔が本当に素敵で、とてもイキイキとお仕事されていました。それは事務所の中だけに限らず、お掃除されている方から警備の方まで、見てて気持ちよいくらいプロに徹しておられました。・・・何て言うか人柄があったかい。。。こんな素敵な人たちが働く施設で展示をしていただいて、本当に心から感謝です
開幕イベントに追われた二日間。帰りの電車では学芸員さんと炭酸入りのスポーツドリンクで打ち上げ(笑)。ヘトヘトながらもほどよい達成感にナチュラルハイな僕たちは、新幹線で寝りゃあいいのに、終始笑顔で今までの労をねぎらい合ってました。周りの人達には大変うるさかったことでしょう。。。その会話の中で「まだ終わらへんな」「まだ止まられへんな」という言葉が繰り返し出てきました。そう、次につなげねばなりません・・・熱いですよ。今の僕たちは・・
とりあえず先ずは滋賀の皆さんに今回の展示のご報告。17日の「打出のコヅチ」と21日からのギャラリー展「あきつブログと湖の国の名宝展」の準備です。「いい展示やな」「九州でも見に行きたいな」と思っていただけるよう、地元滋賀の文化財の素晴らしさを再認識していただけるよう、頑張って準備しますので、どうぞご期待下さい。
筆:あきつ
※開幕:感動の余韻を取り急ぎ書き込みましたが、展示会場の写真は学芸員さんが撮っておられるので、また別途ご報告があると思います~
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「湖の国の名宝展」は、報道各社に共催や後援の依頼をしておりません。なのに、ここまでの記事を載せていただけるなんて・・・応援、有り難うございます!
記事をみても、先日の梱包・搬出の様子が詳しく書かれています。少し補足説明すると、「文化財に懐中電灯のライトを当てて、傷やカビなどの状態を入念に点検」と記事に書かれていますが、こうした点検は、通常の借用時には行うものです。滋賀県は高温多湿の気候であり、自然の環境の中で文化財を管理するのが難しい土地柄です。中には虫喰いや折れ・裂けなどの被害を受けた文化財もありますが、文化館が調査などに訪れた際には、所有者の方とお話をして、よりよい保存環境で保管するため、助言をさせていただくこともあります。琵琶湖文化館にてお預かりする場合には、温湿度管理された部屋で保管し、燻蒸なども行って適切な保存管理に努めております。
「自分とこに置いといてこれ以上ひどくなるとあかんから文化館に預けるわ」・・・これも文化館に寄託される文化財の数が増える理由の一つです。 お任せ下さい。文化庁さんにもお墨付きをいただいている当館の収蔵機能は、ダテぢゃありません。
所有者さまにも信頼していただいて、やってきたこの50年。その文化館の歴史が明日、九州で華開きます。。。
筆:あきつ
そして忙しい中、本日もI学芸員は地元ネタをゲットして下さってました。
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・・・むふふっ。。。
こちら滋賀では毎週木曜日の連載(9月まで!)ですが、明日はそれに加えて更に!文化館ネタが掲載される予定・・・だそうです!!これでもかッ!というくらい文化館ネタ??・・・記事が非常に楽しみです。
他の報道関係者さんも、先日の梱包・搬送作業の様子などを取りあげて下さるなど、とても注目して下さっており、めいっぱい感謝です。中にはオープニングの取材に九州まで行って下さるところもあるとか・・・何だかすごく勇気付けられている気がします。自分が(あまり役には立ちませんが)琵琶湖文化館の歴史の中ですごい瞬間に立ち会わせていただいているんだなと、思います・・・涙出ます。。。えぇ~い!このまま歴史に名を刻むか?!刻んでしまうか??!いやいや控えめに、そのお手伝いをさせていただければそれだけで幸せです。。。
で、そんなあきつは感動ばかりもしていられません。
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今はせっせとパネル作りに勤しんでおります。どうかご期待下さい!!・・・って言っていいのかなぁ・・・ふふふふあん・・・でもココまできたら、もうやるしかないでしょ?!!
筆:あきつ
本日の展示作業は、絵画、彫刻、書跡が中心に行われ、久しぶりに琵琶湖文化館を代表する文化財の数々が展示ケースに並び始めました。
国宝の六道絵(聖衆来迎寺所蔵)などが並んでおり、とても懐かしい琵琶湖文化館の常設展示の雰囲気です。 これだけの文化財が常設展示で並んでいたなんて・・・琵琶湖文化館はなんて贅沢な博物館だったのか、と改めて感じます。
それはさておき、会場の展示造作でぱっと目を引くのは、たくさん飾られた滋賀の四季の風景です。 春の比叡山、月光の白鬚浜など、展示室に滋賀の自然が息づいています。
滋賀の風景写真が醸し出す独特の雰囲気の中で、滋賀の文化財を見ていただくことができるよう配慮していただいた九州国立博物館の方には本当に感謝です。
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ちなみに、写真は太宰府天満宮から九州国立博物館へ向かうエスカレーター&動く歩道部分に掲示されている「湖の国の名宝展」ポスターです。
(現場のI学芸員より)
ななななんと!現在開催中の特別展「パリに咲いた古伊万里の華」と 次回特別展「馬-アジアを駆けた二千年-」に挟まれて「湖の国の名宝展」ポスターですよ!
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ないのでは?!
I学芸員の言葉にもあるように、九博さんの様々なご配慮に、感謝感激の
あきつでございます。。。
筆:あきつ
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仏像・掛け軸・屏風・お経・工芸品・・・100点を超える文化財が、輸送のプロ達の手によって、2台のトラックに次々と運び込まれました。しっかり梱包してあるとは言え、中身は近江の名宝です。慎重に、声出し合って、呼吸を揃えて、細心の注意を払って、本当に大切に大切に扱って下さってました。
1時間半ほどかかって、無事全てを積み終えると、大仕事を終えたというホッとした空気が・・・そしてみんなが自然に笑み。。。とと、これは「はぁ階段の上り下りしんどかった・・」の裏返しか??誠にお疲れさま有り難うございました○
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扉を閉めるとき、トラックが出て行くとき、その姿が見えなくなったとき、思わず目が潤んだあきつです・・・
この5日間、九博から来られていた研究員のみなさん、梱包作業をして下さったその筋のプロのみなさん、本当に有り難うございました。「近江の名宝」を素晴らしいと言って下さったこと、大切に大切に扱って下さったこと、忘れません。約8時間の移動、お疲れ様でございますが、よろしくお願い致します。
そして、いよいよ来週は文化館の学芸員さんも九州に向かって展示作業が行われます。「近江の名宝」が、文化館以外の会場でどのように一堂に並ぶのか、ドキドキでワクワクもの・・・とても気になるところです。「近江の名宝」さん、どうか「おっとこまえ」「べっぴん」さんで、お客さまをお迎えくださいね~
筆:あきつ
休館となった今も開館中と同様、よりよい保存環境のためのさまざまな取り組みを行っています。
年間を通じて温湿度の測定や空中菌の調査、歩行性昆虫や飛行性昆虫の調査などを行っています。資料を取り扱うスペースへの入り口には、粘着マットを敷きました。靴底についた汚れや目に見えない虫をここで除去するようにしています。こうした取り組みは、学芸員だけでは出来ませんので、専門の業者さんの力を借りて行っています。
こうした地道な調査を通じて館内の環境を知ることで、より適切な管理につなげることが出来るようになるのです。
5月はトータル2,034件のアクセスがあり、1番アクセスが多かったのが5/7(金)の172件でした。この日は某朝の全国放送に、「ハコモノ」と取りあげていただいた日ではありますが、その時は「良くも悪くも注目されることはイイコトだ」と自分たちを慰め納得させていたのですが、こうして結果にして見えると、それでも良かったのかなと・・・文化館のコト少しでも関心を持って、HPをのぞいていただければ「ただのハコモノ」ではないことが、分かっていただけるのではないかと・・・。
そして、先ほど連絡があり、先日取材に来られていた夕方の報道番組VOICEに、早ければ明日、でなければ近々放送というお知らせがありました。どのように皆さまに届くのか、楽しみなところ・・・であります。
筆:あきつ
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落ち着いたところで、
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「そこ剥がれる危険があるのでそおっとして」「(保護用の)薄紙5つ丸めて」「ここで持って大丈夫?」「そこしかない」「はい注意して~グッと締めるよ」「ちゃんと固定できた?」等々・・・
また、今回は指定文化財の取扱いを学ぼうと、大分県から2名研修に来られています。より専門的で高度な知識が求められる仏像などの梱包について、現場の作業の様子を見てノウハウを自分のものにしようと、目は真剣です。確かにこれほど多くの梱包作業を1箇所で見ることが出来るのは、今のこの文化館をおいて他にはないのではないでしょうか。文化財王国?滋賀県の学芸員が誇る技術力の高さ(身内贔屓?)が、少しでもみなさんのお役に立てればと思います。
今、みんなが自分が忙しいと思っている究極の時期に突中しております。そんな中で少しでも癒しの存在で有りたいと願う僕ですが、日々反省、時々反省、分単位で反省です。どうか大いなる到達点?目指してもう少し頑張れますように・・・あと少し・・・
筆:あきつ
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「作品展」の打合せが、本日行われました。
「レベルが高い」とご好評をいただいているこの作品展も、今年で7回目。皆さんの創作意欲はおとろえることなく益々気合いが入っているご様子で、開催までのスケジュールや役割分担などを相談されてました。
また、7月には同じく自主活動(うちの会員さんは元気です)の見学会が企画されています。こちらは大津市内の社寺を巡る予定ですが、普段見れないところを特別に見せていただける・・・そうなので、これまた楽しみな企画です。自主活動はいつも会員さん任せで事務局としては参加出来ていませんが、是非行ってみたいと思う魅力的な行程です。こちらはまもなく皆さまのお手元にご案内が郵送されるとのことなので、お楽しみに。
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「気になりつつもまだ会員ではない・・・」方は是非お早めにご入会を!自主見学会もまだ間に合いますよ~楽しい仲間が増えればな~っと思います。
筆:あきつ
2匹?とも九州初上陸となるこの開幕イベント。地元の方にどのように受け入れて貰えるか・・興味津々ですが、大いにこの展覧会を盛り上げていただきたい!期待しています!
・・・あぁッ、僕「あきつ」も会場でお手伝いしたかった!!!
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・・・というわけで、今日はその広報物の袋詰め作業をしました。県の方もお手伝いいただいて用意したのは300部。多くの方に滋賀のことを知って貰いたい・・・願いよ届け!と、念を込めて入れさせていただきました。
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また、別室では名宝展について追加取材があり、学芸員さんがインタビューを受けておられました。 「何聞かれるか予測できなかった・・・」とのことでしたが、普段のままで充分。大変熱く語っておられましたよ。
更にさらに、別の場所ではキャッフィーが、九州の皆さんにウケるように?「愛くるしいポーズ?」を練習していたとか・・・いろんな人たちのご協力を得て、「湖の国の名宝展」まっしぐらデス。
筆:あきつ
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いやいやコレ、実は船旅ツアーなんです!
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ハァはぁ・・・チカラ入り過ぎました・・・滋賀の文化財を何故九州まで見に行かなきゃならないの・・・分かりますその気持ち・・・でも、僕は、
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このツアーに少しでも興味を持たれた方は、気軽にお問い合わせ下さいませ。詳しい行程の載ったパンフレットを送って欲しい、それでも構いません。申込み・お問い合せは【毎日新聞大阪開発(株) 電話06-6346-8785(平日10~18時) FAX06-6346-8781 担当:松原さん】まで、お願い致します。
是非、皆さんのチカラで盛り上げていただきたい「湖の国の名宝展」・・・でございます。
筆:あきつ
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お許し下さい。。。
さて、本題の講座は「竹生島宝厳寺文書-歴史と保存修理-」というお題で、長浜城歴史博物館の太田様と保存修理を担当された(株)坂田墨珠堂の池田様にお話いただきました。竹生島は弁財天と観音菩薩の霊場として古くから信仰され、宝厳寺にはその歴史を物語る多くの古文書が伝えられています。
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しかし長年の伝来過程で虫の被害にあったり折れや破損が生じるなどしていたため、昨年度まで9年をかけて保存修理が行われていました。
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普段聞けないお話に、参加の皆さんは興味津々。講座終了後の質問タイムには、修理に使われた貴重な資料を囲みながら様々な質問が飛び交っていました。講師のお二人には貴重なお話をしていただき、本当に有り難うございました。
次回は、6/17(木)「湖の国の名宝、遠(とお)の朝廷(みかど)へ」と題して、文化館が今総力を挙げて取り組んでいる九州国立博物館での展示の舞台裏などを、文化館学芸員の井上さんにお話いただきます。今日の講座で「打出のコヅチ」がヤミツキになった方、また今日は残念ながらご都合が悪かった方、次回是非のご参加を心よりお待ちいたしておりま~す。
筆:あきつ
所蔵品に関するお問い合わせや、報道さんからのお電話、九博展がらみの連絡確認など、様々です。中でも特に多かったのは、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」に対するお申し込みのお電話!嬉しい悲鳴を上げてました(笑)。お申し込みの出足が鈍かったので心配していたのですが、今日の追い込みで定員まであと2名!という盛況ぶりです。有り難いッ!
お電話では、「全8回ありますがご希望の回は第何回ですか?全回ご予約も可能ですよ」「会場への行き方はわかりますか?」など、いろいろおうかがいすることも多く、普段粛々と(?)事務仕事をしている僕は、3時頃からだんだんロレツがまわらなくなり・・・4時を過ぎた頃には、お電話での第一声
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明日の気になるお天気、午後からは晴れ間がのぞくそうでとりあえずは一安心。皆さま、会場にてお待ち致しておりま~す。
筆:あきつ
みなさ~ん!開催が近づいてきましたよ~申し込み忘れていませんかぁ~??!
このところと『打出のコヅチ』開催に関する記事が、新聞各紙に熱く紹介され、お陰様で応募者数が着々と増えています。有り難いことです。こういうのは、初っぱな大事!第1回を満員御礼にして勢いつけたいところです。まだ定員には若干の余裕がございますので、どうしようかと考えておられる方は、お早めにお申し込み下さいね。(電話受付は平日のみです)
「自分、文書が好きやねん。何かあるんやな?」「竹生島の講座あるんですね?」等々、お電話で様々な聞き方をされますが、大概の方が『打出のコヅチ』を言葉に出すのを少し躊躇されるようで・・・特に年輩の方に恥じらいが・・・電話の向こうに感じられます(笑)。確かに「打出のコヅチに参加したい」と言って意味分かるんかな?って思いますよね?大丈夫です。文化館では通じます。館内では『コヅチ』で通っていますので、ためらうことなく、大きな声で仰って下さい(笑)!喜んで受付させていただきます!!
電話での感触ですが、今回の参加者の中にはなかなかユニークな方もいらっしゃるようで、お会いするのが楽しみです。是非、皆さんで盛り上げていただきたい『打出のコヅチ』!ご応募お待ち致しておりま~す!
筆:あきつ
さすがに今日は調査の現場に僕が潜り込むことは出来ず、事務所でソワソワしていたのですが、中では作業の様子が撮影され、インタビューには名宝展に対する熱いコメントが頂戴できたようで、僕としてはウフフな感じです。
また、留守番をする事務所にもウフフなお届けモノがあり・・・じゃん!!
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更にさらに、今日発覚したのですが、このポスター、フラッシュをたいて撮影すると、なんと琵琶湖に虹がかかります(かかったように見えます)!!う~んさすが最澄さんがつないだ近江と太宰府、文化交流、虹のかけはしです。この展覧会、何かの力が働いているように思われてなりませぬ。。。
藤田氏はインタビューでこう言っておられたそうです。
「自分も滋賀で仕事をしていた。県内には各地に素晴らしい文化財があり、逐一個別に巡って見ようとするととても大変。近江の文化財を一堂に展示し、それらの鑑賞の機会を提供する文化館はとても貴重で必要な施設。また、寺社や文化財の所有者の方達が抱える悩みや相談にも対応するなど文化財保護の機能は、他に代え難い。」「展覧会には確かにたくさんお金がかかる。しかしそれを払ってでも、やる価値のある展覧会です。」
・・・泣いてもイイデスカ・・・
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毎日放送「VOICE」さんは、休館以降の取り組みについても取りあげて下さるそうで、放送は20日過ぎになりそうです。
皆さんに琵琶湖文化館のこと、ちゃんと知っていただける、いい機会になればいいなと、思います。
筆:あきつ
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(By事務局)
その後行われた記念講演会では、「文化交流のかけはし-九州国立博物館の5年間」というタイトルで九州国立博物館の藤田氏にお話いただきました。
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九博さんは、アジアを中心とする海外への窓口となる拠点として様々な文化交流の姿の調査や研究などを行っておられます。今年開館5年目、最新の博物館の活動や舞台裏などのお話に、皆さん感嘆のため息・・・また、佐賀県高伝寺所蔵の巨大掛け軸(縦15.2m横6.1m国内最大級)の保存修理のお話では、DVDの映像を交えて分かりやすく詳しく説明いただいたので、「おぉ」「すごいもんやなぁ」と、あちこちで声があがりました。貴重なお話を有り難うございました。
そして恒例の懇親会では、新たに入会された会員さんも交えて、「湖の国の名宝展」の話題でひとしきり盛り上がり・・・皆さん熱く応援して下さってます。 「今が一番忙しいときやな。体壊さんように頑張ってや」「みんなで九州の展示見に行こうな」などあたたかいお言葉も頂戴し、いつもながらに皆さんのパワーをいただいて帰ってまいりました。
今日の総会・記念講演会には取材の記者さんが3社来られていました。講師の藤田さんは言っておられました。「友の会の事業に取材が来るなんてすごいな」と。確かにそうです。熱い会員さんがいらっしゃるからこそ休館となっても活動は続けられているのです。頼もしい応援団です。
そしてそして本日。有り難いことに、会員さまが100名を超えました。。。 \(^o^)/
筆:あきつ
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「湖の国の名宝展」で販売される図録の見本です~!
出品される全57件(106点)の文化財を全て掲載する超豪華版!さらに、滋賀をイメージし易い自然風景なども差し挟まれているので、とてもきれい!
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もちろん、様々な角度からとらえた仏像の写真や、是非見ていただきたいところをアップにした絵画の写真など盛りだくさん。きっと九州の方達にも気に入っていただけることでしょう。。。今すぐ・・・欲しいですか?
残念ながら、今は未だ(案)の状態ですので、サイズはこれくらい(?)(笑)
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表紙も変わるかもしれません。今、九州のデザイナーさんがあれこれ手を尽くして下さっています。概説や解説は、文化館の学芸員と、九州国立博物館の研究員さんが分担で執筆。みなさん自分を追い込んで(?)頑張って下さっています。出来上がりがとても楽しみなあきつです。
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そしてもう一つ大きな宅急便が届きました。ドンっと正面の掲示板にも貼らせていただきましたが、特大サイズのポスターでございます。
掲示板、向かって右が九博展コーナーでしょ?!中央がブログと講座募集。左が友の会会員募集と・・・休館のお知らせ・・・
もう他に貼るスペースがない!・・・休館中とは思えない充実ぶりであります。
筆:あきつ
ほんと時間の流れが早い!GW明けの文化館、朝から頻繁に鳴る電話や、相次ぐご来館者さま、研究紀要の発送など、てんやわんやの1日でした。休みボケ・・・する間もなく一気に現実に引き戻されました。。。いいコトです!
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4月だけを振り返っても、涙無しには語れないこのHP運営・・・先ずTOPページがリニューアルしましたねぇ。自画自賛のなかなかの力作・・・それだけにその後のケアが多くございました。そして壊れていくHP・・・内緒にしてましたが、実は中旬頃から写真がアップ出来ない、表が壊れる、うまく更新できない等々、トラブル続きで「どーしよう・・・どうにもならへん・・・」と真剣に頭をかかえる時期がございました。「素人の限界か???!」と、泣きたくなる(って言うか泣いてた)ちょうどその頃に!届くのですよ。これが。偶然にも。絶妙のタイミングで。・・・『文化館頑張れ』の励ましのご意見が。「まだ頑張れる・・・!」「写真がダメでもせめて文字情報だけでも更新を!」と、悪戦苦闘の1週間・・・そして救世主現れる・・・!いやぁ、必要なときに必要な言葉、人、情報、届くものです。あれだけ悩まされたトラブルが一挙解決!なんてことない今までの情報量が多すぎて、許容範囲をかる~く突破してただけだそうです。ホッ。なんとかなる!まだやれる!
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文化館HP、僕たちだけで運営しているんじゃないって、つくづく感じます。励ましてくださる方、背中押してくださる方、おしり引っぱたいてくださる方(?)、みなさんに助けられての浮城HPです。これからもよろしくお願いしま~す!!
筆:あきつ
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にじゅうまんですよ20万!!平成15年10月から始まった文化館HP。その頃から在館職員さん達の手でコツコツと引き継がれてきたHP。よくぞここまで育ちました。。。
あきつ感無量でございます。最近
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ぢつは、正直に申しますと。。。20万件達成が間近に迫っているという情報がもたらされたのが午後8時・・・我が子かわいさにその瞬間を永久保存したく、その瞬間を2時間ほど見守りました、、、その甲斐あって見事!その瞬間を収めることができました!!
これからも皆さんに愛される浮城HPであるために、頑張って更新していきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!
筆:あきつ
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また、当初の予定では、第8回(12月16日)は「滋賀県新指定文化財説明会」でしたが、どうしても日程の折り合いが付かず(新指定を決定する審議会の開催がずれ込むため)、内容変更となりました。そこで急遽講師に抜擢されたのは、今年度新たに文化財保護課の職員となった矢田直樹さん。フレッシュマンらしく新たな切り口で「民俗文化財の魅力(仮題)」について、熱く語っていただきます。どうぞご期待下さい!
筆:あきつ
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あれは1月の末でしたか。「あきつならこの内容のパンフレット、どんな風に作る?」と相談され、相当頭を悩まし、、、自分を追い込んで(?)作ったのがコレ↑↓でございます。
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イメージとしてやはり琵琶湖はないとあかんやろ・・・と、出勤早々文化館のベランダにカメラを持って出て寒いので手袋してシャッターを切りました。凜と澄んだ空気の朝焼けと穏やかな湖面の琵琶湖を撮影できたのは、とてもラッキー・・・と思ったものでした。 でもパンフレットになってみると、その穏やかさがあまりよくワカラナイ・・・もう少し波が立ってる方が良かったのかな・・・?勉強になります。。。
写真の配置も加工もこの頃はまだまだ分かっておらず、335MBというあり得ない容量のデータを作っておりました。出来上がったパンフレットを見ても、なんだかこそばゆい・・・今ならこうする、こう直す、と分かることも2月のあきつには無理、精一杯でした。
でも!その甲斐あって、着々と腕も上達してきており、かなりスマートに?パンフレットを作ることが出来るようになってきました!もうまもなく、皆さまにお披露目できるかと思いますが、 「湖の国の名宝展」の関連事業、「水と仏の近江」写真パネル展のパンフレットは小技を効かせたかなりお洒落な?ものに仕上がってきています。学芸員さんと一緒に作ったこのパンフレット、ご協力いただいている写真家さんにも気に入っていただけたみたいで、「いいやんこれ」と言って下さってます。(事務所の壁に(案)として貼り付けてあるのですが、その写真家さんが来られる度、それを見る度、パネル展に向けてのテンションが上がっていくように見えるのは気のせいでしょうか・・・だったら嬉し~。。。)
転んでも。転んでも。タダでは立ち上がりません!勝つまではッ!!!!!?
いろんな苦労が、一気に報われる日が来るといいなと、切に願うあきつでございました。
筆:あきつ
というのは、お預かりしている文化財の中には、お祭りで舞や踊りなどに使われる「お面」があり、毎年この時期に地元の神社さんに一時返却にうかがっているのです。
この週末も東近江市のとある神社さんでお祭りがあったので、先週金曜日に一時返却をし、今日はその引き取りにうかがいました。お祭りの翌日ということもあり、地元の皆さんが参道をきれいにお掃除されており、境内には干された座布団、松明か何かの煤の匂いと御神酒の匂い、盛大に行われたであろう事が分かる空気感が漂っていました。
そんな中、ご挨拶をして社務所に上がらせていただき、お預かりするお面を確認、箱に丁寧に収めておいとましてきました。何といいますか、お片付けされている皆さんのお顔には達成感があり、「無事済んで良かったなぁ」という安堵の笑みがありました。「いいな。こうして地域の人たちが守って伝えていく伝統行事って、何だかパワーあっていいよなぁ」と帰り道、つくづく思いながら文化館に戻ってきた次第です。
豊作を願うお祭り、皆さんの思いを託す伝統行事に、少しでもお役に立てたのなら幸いです。また来年まで大切にお預かりさせていただきますね。
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な~んて、学芸員資格のない僕は、ただベテラン学芸員さんのお供について行っただけの役立たず・・・あぁはがゆいッ!
筆:あきつ
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一般に知られてこなかった文化財調査や修理事業の実際、保存上の知識などについて、行政と博物館の協働のもと、専門的・具体的な最新情報を、積極的に発信していきます。
初回は、5月20日(木)「竹生島宝厳寺文書-歴史と保存修理-」と題して、長浜城歴史博物館の太田浩司氏と、修理を行った(株)坂田墨珠堂池田和彦氏にお話いただきます。
皆さまののご参加を心よりお待ち致しております!
筆:あきつ
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写真を撮るとき「手ブレがひどい!ひどすぎる!」「どこ撮ってるの!何撮ってるの!トリミングに頼って誤魔化すな!!」と後になって反省しまくりの僕としては、この現場は魔法の世界です。勉強にさせていただきたいのですが、まるで異次元で足元にも近寄れません。僕はやっぱり撮る方より撮った後の写真を楽しんで生きようと思います。
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名宝展で紹介できるのは合計57件(106点)の文化財。でも、まだまだ紹介しきれない素晴らしい文化財が滋賀にはいっぱいあるのですよ~という事を多くの方に知っていただくため、仏像・神像47点、自然・風景約50点、計約100点の写真パネルを展示します。文化財と観光の両面から九州の皆さんの心を「わしづかみ」ってなものです。今回の展示をきっかけに、多くの方々が滋賀に興味を持って頂ければ・・・大成功です!
筆:あきつ
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近頃、チラシやポスターなどの素材として、仏画や仏像の写真とパソコン上でにらめっこしていることが多いのですが、じっくり見れば見るほど、、、引き込まれます。僕は学芸員でもなく、うっかり事務職に就いている身の上で、仏さまのお名前もお寺さんのお名前も、世間一般の方と変わらない知識量です。返って文化館友の会さんの方がよっぽど熱心に勉強されています。お恥ずかしい話ですが。そんな僕でも、ここまで集中的に毎日
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九博展に行かれる仏さま、文化財さま、どうかその勢いで、九州の、アジアの、お客さまたちを、魅了してきて下さい・・・近江の文化財の素晴らしさ、誇ってきて下さい・・・!どうか。。。!
筆:あきつ
よく聞かれます。「休館してて仕事何してるの?」・・・そのお言葉、非常に罪深い・・・記事を見ていただいた方に少しでも伝わっていれば嬉しいのですが、文化館、頑張って活動しています!取材に対応される学芸員さんは、休館となった経緯を知らない滋賀に来て間もない記者さんたちにも、とても分かりやすく丁寧に説明しておられます。(近くの席にいて「頑張れ!」とエールを送る僕。)記事を書いてくださった記者の方たちは、現状打開の「応援」の気持ちで書いて下さっているに違いありません。
僕はといえば、休館の現状を説明する記事に涙ぐみ、それでも前向きな発言を
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弱気になることも多いですが、職場にはまだまだ頑張る人たちがいて下さいます。僕も足を引っぱらないように、僕が出来ることを精一杯頑張りたいと思います。
筆:あきつ
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こちら、信楽焼「矢筈口水指」(滋賀県指定文化財)。文化館で収蔵している文化財のひとつですが、この度「表千家同門会」さんの「滋賀支部だより」の表紙に掲載されました。下欄には、文化館学芸員が作品についての紹介文も書いています。
博物館のお仕事の中には、他館が開催する展示に収蔵品を貸し出す業務がありますが、今回のように写真やネガなど画像の貸出も重要なお仕事のひとつとなっています。調査研究資料のため、地元の広報誌に掲載するため、テレビの放送に使用するため、様々な理由で「借用依頼」が届きます。そう言えば、先日はとある市さんから街を紹介する観光用のHPに掲載するため、写真の借用と説明文の執筆をお願いしたい、というご依頼もございました。
それだけ、みなさんのお目にふれる機会が増える事になる、喜ばしい事でございます。
では、「矢筈口水指」の紹介文のほんの一部をご紹介・・・
「釉薬をかけず焼き締めているところは、信楽の風味を十分にあらわしていますが、粘土が比較的細かく、しかも・・・・ところは、洗練された都風を意識してのことかと思われます。やや赤味がかった見事な火色や、迫力有る堂々とした姿は、・・・・数ある信楽茶陶の中でも傑出した作品として・・・・です。」
あれ?更に欲求不満になってしまいました?また、どこかでこの表紙を見付けたら是非手にとって見てくださいませ~
筆:あきつ
明日の毎日新聞の朝刊をぜひ、チェックしてください。
なんと、「湖の国の名宝展」関連の連載記事が、明日からスタートです。
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毎日新聞で隔週掲載の「淡海のたからもの」はじっくり文化財と向きあって、制作の背景や作者の人柄などについて詳しく紹介していますが、こちらはちょうど読んでいただきやすい文章量で、端的に紹介するものです。
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がいらしゃれば大変ありがたいお話ですが、この記事を読んでいただくだけで
も、滋賀県の代表的な文化財を知っていただく良い機会かと思います。
・・・・・しかも、紙面はカラー。あきつくんも登場予定ですので、お見逃しなく。
(このタイトルを見付けて下さいね→)
なお、「淡海のたからもの」もこれまで通り連載は続きますので、こちらもぜひご愛読いただければと思います。
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気付けば九博展の開催までもうあと2ヶ月なのです。その準備も段々と追い込みに入り、開催前に燃え尽きてしまいそうな勢いの日々が続いています。そんな僕たちを元気付けてくれるのが・・・HPのアクセス数です!!
九博展関連の記事がジワジワと新聞各紙に紹介され、注目を集めた文化館。3月のHPアクセス数は1,942件!惜しい!!2,000件まであとちょっと!でした。
年間では20,000件を超えるアクセスがあり、「休館中の施設のHPによくこれだけアクセスして下さるなぁ」と感慨にふけっております。本当に有り難い!「興味を持っていただけている」それが支えです。皆さんの記憶に残る活動を。これからも頑張りますので応援よろしくお願い致します。
筆:あきつ