爽やかな風が吹くようになりました。皆サマお元気でお過ごしですか?
さて、今月も開催されました「打出のコヅチ」。今回は「周防の国から移築された重文園城寺一切経蔵―園城寺の慶長年間の伽藍復興―」という演題で、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の講師からお話いただきました。今回は56名の方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。
園城寺は、文禄4年(1595)に豊臣秀吉が下した闕所令によって境内仏堂のほとんどが取り壊されてしまいます。その後、慶長3年(1598)に闕所令が解かれて寺院が復興します。復興時には新たに建物を造営したり、他所から移築しました。一切経蔵はその時に周防国(現在の山口県)の国清寺にあったものを慶長7年(1602)に毛利輝元が移築したものです。
このことは既に知られていたのですが、今回の調査では新しく、移築時の工事の日程が詳しくわかったのです。また、山口市の指定文化財として「国清寺一切経蔵の礎石」が遺されており、園城寺の一切経蔵の八角輪蔵真柱の基礎廻りと一致するそうです。
園城寺の慶長年間の伽藍復興は、一切経蔵に限らず、まだまだ興味深い内容をはらんでいるようです。調査の度に新しいことが判明し、建造物の当時の作業体制や建築経過が分かり、当時の様子がイキイキと思い描かれます。「機会ある毎に、各建造物に関わる調査を積極的に取り組んでいく必要がある。」とお話を結んでいらっしゃいました。
次回の打出のコヅチは10月18日(木)「琵琶湖文化館所蔵の近世絵画」と題し、琵琶湖文化館の学芸員が講師を務めます! 芸術の秋・勉強の秋です。どうぞ、皆サマふるってご参加くださいませ!
日本橋三井タワー1階アトリウムで行われていた、写真パネル展「水と神と仏の近江」が、9月23日(日)で終了いたしました。
会期中は、本展覧会と同様に大変多くの方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました!
パネル展を見て、本展覧会に興味を持って下さる方もいらっしゃいました。また、パネルを見て「ここ行ったのよ!」と近江に来られた時の事をお話しされる方や、「次はここに行きたいね。」などとお話されている方もおられ、近江の歴史・文化・美術のファンの方が多くいらっしゃることを実感し、嬉しい気持ちでいっぱいでした!
惜しまれつつ写真パネル展は終了となりますが、本展覧会の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」は11月25日(日)まで、まだまだ会期がございますので、是非ご来館下さいマセ!
ご覧いただきましたでしょうか?
9月23日(日)放送のNHK・Eテレ「日曜美術館」アートシーンで、東京・三井記念美術館で開催中の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」が放送されました!
本編終了後の展覧会紹介コーナーの「アートシーン」で、美しい琵琶湖の景色とともに、本展覧会に出品している作品が紹介され、琵琶湖とそれに育まれた近江の神と仏の造形美術が印象的な映像で流されました。
ほんの1~2分の短い時間でしたが、展覧会の主旨や作品紹介、近江の雰囲気までも印象強く伝える映像の力に脱帽!でした。「アートシーン」をご覧になった方々、また見逃してしまった方々も、ぜひぜひ展覧会にお越し下さり、実際の作品をご覧いただきたいと思います!
展覧会は11月25日(日)まで開催されております。途中展示替もございます!
皆サマのご来館をお待ち申し上げております。
只今、東京・三井記念美術館で開催中の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」がテレビで紹介されます!
Eテレの「日曜美術館」で、この回は「匠の心 技に込めて 第59回日本伝統工芸展」がメインで紹介されるのですが、名宝展は、『アートシーン』というコーナーで紹介されます。短い時間かと思いますが、お見逃しのないよう是非ご覧下さいマセ。
9月23日(日) Eテレ(教育テレビ) 朝9:00~10:00
(再放送:翌週夜8:00~9:00)
「日曜美術館」
~匠の心 技に込めて 第59回日本伝統工芸展~
少しずつ秋の気配を感じる今日この頃ですが、皆サマお元気でお過ごしでしょうか?体調などくずされていませんか?
お陰様で、三井記念美術館で開催中の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」や関連講座が好評を博しており、本当にありがとうございマス!東京での近江の歴史・文化への関心の高さがうかがえ、とても嬉しいかぎりです!
さてさて、東京の盛り上がりに負けてならない、イチオシの講座!そう、第5回打出のコヅチが近日開催されますョ!!
今回の題目は「周防の国から移築された重文園城寺一切経蔵」です。なんと、経典を納めるお蔵を周防の国から移築!?滋賀県には、まだまだ知られていない文化財の「おどろき!」がゴザイマス。コヅチならではの、ここでしか知ることができない貴重なお話をどうぞお見逃しなく! 開講日は9月27日
(木)です(前回の講座の時に、9月23日と間違えてお伝えしてしまいました。ゴメンナサイ!)。お席もあいてゴザイマス。また、当日申込みもOKですよ!
なお、会場は、コラボしが21(大津市打出浜 びわ湖ホール向い側)
時間は、午後1時30分~3時です。
三井記念美術館で開催中の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」開催の連動企画として、シリーズ「近江の仏教美術-琵琶湖をめぐる神と仏の美-」と題しまして、4回連続講座が開催されることになりました。
これは滋賀県と龍谷大学が連携して開催するもので、JR東京駅から徒歩2分の場所にある朝日生命大手町ビル(大手町サンスカイルーム24階 E会議室)が会場となります。講師は琵琶湖文化館、三井記念美術館、龍谷ミュージアムの専門職員がつとめる予定です。
講座の内容は次のとおりです。
第1回 9月15日(土) 近江の仏教美術-絵画-
第2回 10月 6日(土) 近江の仏教美術-彫刻-
第3回 11月17日(土) 近江の仏教美術-工芸・典籍-
第4回 12月22日(土) 近江の仏教美術-真宗の美術-
いずれも13:30~15:30までの開催で、受講料は1回あたり一般2,200円、REC会員は1,400円となります。残念ながら今週末に開催されます第1回の申込みはすでに終了しておりますが、残り3回についてはまだまだ受講申込みの受付中ですので、この機会にぜひ近江の仏教美術に親しんでいただければと思います。
お申し込み・お問い合せは
龍谷大学REC(電話03-3201-2832、075-645-7892)まで。
インターネットでも受付しておられますよ。みなさんのお申し込みをお待ちしております。
東京・三井記念美術館で開催中の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」もお陰様で順調にスタートし、来館者の反応もどうやら上々のようです。関係者をお招きした内覧会でも、やや紅潮したお顔で「良かった。」とおっしゃってくださる方が何人もおられました。
今回の展覧会は公開期間を三期に分けているのですが、「妻を連れて展示替えごとに来ます。」という男性もおられました。また、公開初日にはオープンを今か今かと待ちわびる人の列ができたようです。
さて、そんな中で奮闘しているのが写真パネル展「水と神と仏の近江」。三井記念美術館のある日本橋三井タワー1階アトリウムで開催されているのですが、とても素敵な展示空間となりました。特別展でもたくさんの国宝や重要文化財が公開されていますが、これ以外にも滋賀にまだまだたくさんある文化財、そして四季折々の滋賀の自然豊かな風土を紹介した写真が展示されています。
アトリウムがガラス張りとなっているので、「外を通りがかったら、気になって。」と観覧いただく方がおられたり、「文化財の展示だけでなくこうした観光的な写真パネル展があると、滋賀のことがよくわかる。」といった感想が寄せられています。中には、パネル展をきっかけに特別展を見に行かれる方もありました。
そんなパネル展ですが、会期は2週間、9月23日までとなりますので、この機会にぜひご覧いただければと思います。
いよいよ今年も始まりました「友の会会員作品展」。
今年も大津市生涯学習センターで朝9時から出品者のみなさんによる展示作業が行われました。絵画や彫刻、写真、書、工芸、その他の分野の作品を分野別に、そして高さや角度、順番などを細かくチェックしながら作業が行われました。実は、作品展に出品するために友の会の会員になっておられる方もいらっしゃいます。昨年の開催以来1年ぶりの再会にお互いの近況を語り合いながら作業をされる方もあり、にぎやかな設営風景でした。
今年度は23人から64点の作品の出品がありましたが、どれも力作揃いでした。四季の風景を撮影した組写真、穏やかな顔をした仏像、迫力のある祭りの風景、芯の通った謹直な書、可憐な草花をあらわした工芸品など、見ていてとても楽しい気分になるものばかりデシタ。展示作業をしている最中も「見せてもらっていいですか?」とご覧になる方がたくさんおられましたよ。
今回の展示会場では、三井記念美術館で開催中の特別展のポスターも掲示してあり、それを見た方から「琵琶湖文化館と関係があるの?」と尋ねられたり、「琵琶湖文化館は今は何をしておられるのですか?」という質問もあったようです。会員さんの中には、文化財講座などについて熱心に紹介してくださっている方もおられました。
今年の友の会作品展は、9月17日まで大津市生涯学習センターで開催されています。多くの方々のご観覧をお待ちしております。・・・ちなみに9月16日(日)は休館日となりますので、お間違えのないように。お待ちしておりマス!!
以前からお知らせしておりました特別展「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」が先週土曜日から始まりました!ご覧いただいた方は是非!ご感想をお寄せ下さいませ。
では、8月のアクセス数のご報告です。ナント前月より448件多い2084件でした!一番アクセス数が多かったのが8月4日の土曜日で99件!普段、土日はアクセス数が急激に落ちるのですが、この日は一体何が起きていたのでしょうか??そして、アクセスが多かったのは名宝展のページでした。多くの方々に感心を持って頂けているようで有り難い限りでゴザイマス。
展覧会の事はネット上でどれほど話題になっているのだろうか?と再び調査した所、名宝展の観覧・講座を企画されているカルチャーセンター、仏像をこよなく愛するサークル、名宝展を見に行く合コンなど、様々な形で名宝展を楽しまれる企画が目白押しでした。いろんな楽しみ方があるんですね~。
先週末、いよいよ三井記念美術館 特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏」のために、出品作品が出発しました!
今回は作品の量
が多く、朝から2時間かけてトラックに運び入れました。積み忘れがないか、三井記念美術館の学芸員の方が箱の数と番号をチェックしてくださってから、随時運び入れます。作業して下さる美術品専門の輸送業者さんたちも炎天下の中、大量の汗をかいてガンバってくださいました!文化館には階段の上り下りがあるので、作業員泣かせでもあります。ホントにご苦労さまでゴザイマス!
トラックへの運び入れが終わると、一息つく間もなく、出発です!今回は三井記念美術館の学芸員の方々も同乗して下さって、一路東京へ向かいます。
輸送の間、事故などないように慎重に運転し、東京まで約8時間かけて運びます!作品の輸送の時は、いつも道中の安全をお祈りします。
無事、会場へ到着すると・・・、さあ、これから展示作業になります!
8月も下旬となり、東京・三井記念美術館で開催の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」に向けて、いよいよ2週間を切りました!
先々週からずっと、出品作品の梱包作業のために、滋賀県下の寺社にお邪魔していることはお伝えしましたが、まだまだこの作業は続きます。炎天下、(または雨が降らないかなど、空とにらめっこしながらで)今回は長期間にわたっての作業となり、皆さん体力勝負!で頑張っています。
そして、もう一つの関連事業である写真パネル展「水と神と仏の近江」ですが、こちらは近々パンフレットが出来上がる予定で、とても楽しみです。その他にも、学芸員さんはキャプションの校正などにおわれているようですヨ。
この時期、学芸員さんは作業やスケジュールに見落としがないか、確認しながら作業を詰めていき、展覧会に向けて着々と準備が整えられています!(夏バテなんかに負けません!)
みなさん、展覧会と写真パネル展をどうぞお楽しみに!そして、体調には充分気をつけて、
夏を乗り切ってお過ごしくださいマセ!
ただいま琵琶湖文化館の人々が最も関心のある事・・・それはお天気です!!
8月20日のブロクでも紹介していましたが、先週から9月8日より東京・三井記念美術館で開催の特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」の出品作品の梱包作業が始まっています。現在は、文化館の学芸員も三井記念美術館の職員さんと一緒にあちらこちらの寺社へトラックでお邪魔しています。
博物館は雨が降っても大丈夫なように輸送用のトラックを建物内に駐車できるトラックヤードがあるのですが、寺社にはそのような設備はありません。一般的にはお堂の入口からトラックまで距離があります。場合によっては、しばらく歩かなくてはいけないこともあります。
そのような時、強い雨など降ったりすると大切な文化財を運ぶことが難しくなりますので、博物館の業界ではとってもお天気に関心がある人が多いのです。・・・中には晴れ男さん、晴れ女さんもいらっしゃるようです。
近頃は、夕方になると雷が鳴ったり、強い雨が降ることもありますので、毎日天気予報とにらめっこしながら、学芸員さんたちの乗ったトラックがいつ帰ってくるかと、首を長くして待っています。
今月も開催されました、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」。
第4回となる今回は「甲賀櫟野の民俗世界―滋賀県民俗行事まるごと調査から―」と題しまして、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の講師からお話いただきました。大変日差しの強い中、53名の方がご参加くださいました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
さて、民俗行事といえば、形を変えながらも細々と行われているもの、失われてしまっているものも多い、という印象があります。実は滋賀県では昭和52年度、53年度に県内の150ヶ所を対象に民俗調査を実施していたそうです。それから30年が経ち、地域の民俗行事がどのように変容していったのか、それを明らかにすることを目的に平成22年度から「滋賀県民俗行事まるごと調査」が実施されているそうです。今回の調査では、昭和52、53の調査地を再び訪れているそうです。
今回の講演では、甲賀市櫟野(いちいの)地域の調査報告がありました。
まずは櫟野の地理、地勢や歴史などを簡単に紹介したあと、調査の様子が正面のスクリーンに映し出されました。調査には学生も参加しており、合宿しながら地域の古老の話を丁寧に聞き取るという方法で行われていました。和室で机を挟んで若い学生と古老がしっかりと向いあう姿、自炊の様子などをみると、調査を通して様々な交流が図られていたんだなぁ~という印象を受けました。
もちろん、この調査で判明した櫟野の年中行事や人生儀礼、盆行事などについても報告がありましたヨ。近隣から来られた参加者が何人もおられましたが、「ウチと一緒やわ~」と喜んでおられました。
さてさて、次回の「打出のコヅチ」ですが9月27日(木)、「周防の国から移築された重文園城寺一切経蔵-園城寺の慶長年間の伽羅復興-」という建造物分野のお話となります。みなさま、お誘い合わせの上、ぜひお越しください。お待ちしておりマス。
暑い日が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。文化館でも三井記念美術館「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」に向けて、熱い日々が続いております!
先週から、展示作品を三井記念美術館へ輸送するための梱包作業が始まりました! 三井記念美術館の学芸員さんと文化館の学芸員などで行います。
作品の梱包・輸送は、展覧会を行う上で最も重要な作業の一つです。脆弱(ぜいじゃく)な作品を傷めることなく、安全に輸送しなければいけませんので、梱包作業にも技術が必要となります。傷んでいる箇所はないか、注意する場所はどこかなど念入りに確認し、各作品の状態に合わせて、養生しつつ梱包していきます。
そして作業中には、事故など起こさないように、集中力と体力、チームワークが大切です。
梱包作業に入ると、いよいよ展覧会も間近だな~と身が引き締まる思いがします!
梱包が終わると、東京にむけて、作品を大切に、大切に運びますヨ!
連日、オリンピックでの日本人選手の活躍が伝えられ、夏の猛暑に負けない熱い話題を提供してくれていますネ!
さて、琵琶湖文化館からも、熱いニュースをお伝えします! 三井記念美術館 特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」の関連事業として、写真パネル展「水と神と仏の近江」の開催が決定いたしました!!
この写真パネル展は、近江の文化財に加えて、琵琶湖をめぐる美しい近江の風土を紹介する展示となります。入場無料です!会場は日本橋三井タワー1階アトリウム、会期は9月8日(土)から9月23日(日)となります。詳しい情報は、このHPのNewsおよび新バナーからお入りくださいませ。
まだまだ暑い日が続きますので、皆さまどうぞお体にはくれぐれも気をつけてお過ごしください!
梅雨が明けて連日猛暑が続いておりますが、皆さま、お元気でしょうか?昼間に外へ出ると暖房の温風が吹き流れているかのような暑さでかなり参ってしまいます。夏はこれからなので、熱中症にならないよう気を付けてお過ごしくださいませ。
では、7月のアクセス数のご報告です。前月より73件少ない1636件でした。東京の三井記念美術館で開催される特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」の情報が7月末に解禁となりましたので、解禁以降のアクセス数がジワジワとアップしていました。検索キーワードを見てみると、上記の展覧会名で検索されている方が何名かいらっしゃいました。
この展覧会の事はネット上でどれほど話題になっているのだろうか?と調査した所、仏教美術にご興味のあるブロガーの皆さまが早速ブログに書いてくださっています!有難うございます!展覧会が始まった際には、是非ご感想も宜しくお願いします!
昨日は第3回の「打出のコヅチ」が開催され、67名の方にご参加いただき、ありがとうございました!早い時間から席が満杯となり、こんなに暑い日なのに皆さま足をお運びいただきまして感激でゴザイマシタ!
さてさて、今回の講座は、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の職員さんから「裏付けられた城門伝承」と題し、聖衆来迎寺表門の保存修理から新たに得られた知見をお話いただきました。
聖衆来迎寺の表門が、坂本城の城門を移築したものと考えられるということでした。
お寺の門が実はお城の門だったことにビックリなのですが、解体修理を通して、建造物そのものから推定されるということで、普段はなかなか建造物の見方を知る機会がないので、建物の構造やカンナの刃の跡など、このようなところを見るのか!と、興味深く聞き入りました。お話を聞かなければわからないような貴重な内容で、ホントウに「モノ」が物語る歴史を知ることができました。
このように、いつも「打出のコヅチ」を聞くたびに、他では聞けない文化財の「今」をわかりやすく知ることができ、多くの人にご参加いただきたい!!と強く思う次第です。
暑い日が続きますが、皆さま体調にはくれぐれも気をつけてくださいマセ!
そして今後のコヅチも、ぜひぜひふるってのご参加をお待ち申し上げております!
皆さんHPの新しい表紙をごらんいただきましたでしょうか!?
この度、東京三井記念美術館で行われる特別展「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」の詳しい情報がUPとなりました。
今回の展覧会は、東京で初めて大々的な近江の文化財を紹介するものとなります。 奈良や京都とは違った近江の神と仏の美の世界をご覧いただく絶好の機会です。また関連事業として、近江の風景や暮らしなどを紹介する写真パネル展も開催します。こちらは文化財とともに近江の風土が伝わるような展示となっています。その他にも講演会などゴザイマス。
これから展覧会の準備も佳境をむかえ、エンジン全開で走っていきます! 新しい情報や状況などもお知らせしていきますヨ!お楽しみに!
行ってきました!!第1回友の会見学会!!!
今回は「ヴォーリズ建築と巌谷一六-甲賀市水口・甲南-」ということで、31名の方にご参加いただきました。琵琶湖文化館友の会の見学会は他府県の仏像を拝観することが多いのですが、今回は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」で何度もヴォーリズ建築について勉強しながらも実物を見る機会がなかったことから設定した見学会でした。
はじめに訪れたのは甲南町の旧滋賀銀行甲南支店と六角堂です。とくに旧滋賀銀行甲南支店は初めて訪れた方が多く、みなさん意外に小さな建物であることに驚きつつ、随所に見られる装飾に目を奪われておられました。
次に訪れた旧水口図書館では、現在建物を管理しておられる稚木の会の方の説明をうけました。現在の図書館に比べるとこぢんまりとしていますが、これがまた心地よい広さでした。あまりの居心地に「ここに住みたい。」とおっしゃる方が何人かおられました。また2階には小学校で使われていた古い机が置いてあったのですが、机に刻まれた小刀の傷を見て「懐かしい。」と語っておられる方もありました。鉛筆を小刀で削った時にできる傷だそうです。
その後、水口歴史民俗資料館、巌谷一六・小波記念室を訪れました。実は、金曜日は休館日だったのですが、地元の親切な方のご尽力により入館させていただくことができました。資料館の方の丁寧な解説を聞きながら、巌谷一六・小波だけでなく水口の歴史や民俗についても勉強しました。
水口教会では、牧師さんから歴史などのお話を聞かせていただきました。ここはヴォーリズ建築ですが、巌谷一六の娘である富森幽香が初代牧師をつとめるなど、今回の見学会の2つのテーマを結ぶ存在でもありました。室内には、巌谷一六が幽香に与えた額も飾ってありました。
最後に訪れた大岡寺では、巌谷一六書の中村栗園寿蔵碑や、日下部鳴鶴筆の巌谷一六顕彰碑などの石碑をいくつか見学しました。
途中、バスから旧水口図書館に向かう徒歩3分ほどの間だけとてもひどい雨に降られましたが、あとは過ごしやすいお天気で楽しく見学することができました。初めてバス旅行に参加してくださった方、途中からでもと午後の部だけ参加された方など様々な方がおられましたが、みなさんにご満足いただけたようです。
ご参加いただきましたみなさん、お世話になりましたみなさん、本当にありがとうございました。
以前、当ブログでもご紹介いたしました、「たけしのニッポンのミカタ!」がやっと滋賀でも放送!のようです。
7月6日(金) 21:00~21:54 びわ湖放送
「 たけしのニッポンのミカタ!」
改めてご紹介しますが、聖衆来迎寺さんからお預かりしている寄託品、「六道絵模本 等活地獄図」がTOKIOの国分太一さん担当の「太一の解体珍書」というコーナーで紹介される予定です。
是非、お見逃しのないようよろしくお願いします!
ジメジメした梅雨らしい天気が続いていましたが、今日は見事な快晴となりました!でも明日からは、また梅雨らしい天気に戻るようです。今週末に控えている琵琶湖文化館友の会、日帰り見学会の日は今のところ「くもり時々雨」で降水確率50%だそうです。当日の天気予報が悪くても晴れてしまう友の会のイベント。今年も会員様のパワーで晴れますように…。
さて、6月のアクセス数のご報告です。前月より72件少ない1709件でした。ひと月のアクセス数は少なかったものの、ちょっとした異変がありました。6月27日水曜日のアクセス数が、156件!たった一日でですよ?昨年・今年、一日で100件を超えたことは正直ありません…。文化館や講座のことが新聞・テレビで取り上げられた形跡はないし、本当に不思議です。
キーワード検索では、上位10以内に文化財講座講師・3名のお名前が急浮上です。2位にはベテラン学芸員さんのお名前と「研究紀要」の文字が。 何かを調査されている方が、熱心に当サイトを見て下さった様です。お役に立てたでしょうか?
今月は「国別ランキング」!1位・日本、2位・アメリカ、3位・中国、4位・韓国、5位・台湾という結果でした。そしてスマートフォンからのアクセスも当然のように多くなってきました。スマートフォンからは無事に閲覧できるのでしょうか?かなり普及しているスマートフォンですが、文化館事務所内にはスマフォユーザーはいません(笑)。
そして、文化財の写真では、作品を美しく撮影するということも大 切ですが、それよりも個々の作品の“あるべき姿”を重要視します。また、撮影する分野によってポイントがあります。もちろん基本の撮影技術は同じですが、絵画なら色の再現性にこだわり、カラーチャートという色の基準となる表示を一緒に撮影します。仏さまなどの立体物なら空間の捉え方などに気を配ります。工芸品などは角度によっても見え方が違ってきます。
またまた、作品の取り扱いにも注意!です。撮影中に万が一の事が起こったら大変ですので、みんなが細心の注意を払います。いつも撮影の時には、良い写真を撮るのはもちろんですが、事故なく無事に撮影が終わるまでみんなが心を一つにし、集中して行います。
展覧会図録などの写真はこのようにして撮影されたものです。さてさて、今回撮影した写真も、いずれ皆様のお目にかかることになりますヨ。皆様にお届けできることをを楽しみにしております!
本年度第2回目の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が昨日開催されました。お足元の悪い中、45名のみなさまがお越し下さいました。本当にありがとうございました!
今回は「海を渡った滋賀の文化財-韓国国立中央博物館展の開催報告-」と題しまして、昨年12月から今年の2月まで韓国で開催されました琵琶湖文化館の収蔵品を中心とした特別展覧会にまつわるお話を井上学芸員が紹介いたしました。
韓国展のお話が舞い込んだ日からの数々の打合せ、文化財の梱包・開梱作業、展示作業、内覧会、オープン、韓国での反応など、写真を交えて詳しく解説して下さいました。
現地へ見に行けなかった方には、まるでその場に居たかのような気分になられたのではないでしょうか?
昨年の11月の「打出のコヅチ」では仏像の梱包作業の解説がありましたが、今回はそれに加えて、海外へ文化財を運ぶ為にどのような事に気をつけなければいけないかというマニアックなお話もありました。ワシントン条約がこんな所でも絡んでくるとは…。
そして今回は新聞・テレビの取材も来られていました。 夕方のニュースで映像が紹介され、受講者さんが真剣に聞き入るお姿もチラホラ映っていましたヨ。展覧会はもう終わりましたが、滋賀の文化財が海外でも活躍したという事を多くの方に改めて知っていただける良い機会となりました。取材に来られた記者様・スタッフ様、ありがとうございました。
先週の金曜日に、琵琶湖文化館友の会会員様へ日帰り見学会のご案内をお送りしました所、業務がお休み中の土日にFAXによるご予約が早速届いていました!そして、今朝9時頃からお電話によるご予約もジワジワ増え続けております。
受付締切日が次回の「打出のコヅチ」と同じ日のなので、講座の日に申込みを考えられている方がいらっしゃるかも知れませんが、すでに定員の三分の一を超えるご予約をいただいておりますので、早急にご決断を!そして、お電話を!よろしくお願いいたします。
聖衆来迎寺さんからお預かりしている寄託品、「六道絵模本 等活地獄図」がテレビでチラッと(?)と映ります!
6月8日(金) 22:00~22:54 テレビ東京
「たけしのニッポンのミカタ!」
地域によって放送日が違います。滋賀は、びわ湖放送で金曜・21:00~22:00の放送なのですが、放送内容が遅れているかも知れません(5月25日の分が今週放送のようです)。根気よく、毎週チェックをよろしくお願いします!他の地域については、番組HPでご確認いただきたいのですが…びわ湖放送の放送曜日・時間が間違っているので、他の地域ももしかしたら…。地デジの番組表や新聞でご確認下さいマセ。
この回のテーマは「教育が日本をダメにする!?」で、TOKIOの国分太一さん担当の「太一の解体珍書」というコーナーで、地獄絵図を研究されている愛知教育大学准教授の鷹巣先生が「等活地獄絵図」を用いて、地獄とはどんな所なのか?をご説明されるそうです。
因みに、「等活地獄絵図」が掲載されている「絵本 地獄」(風濤社)が、漫画家・東村アキコさん著「ママはテンパリスト 4巻」(集英社)で登場し、子供さんのしつけに効果覿面ということで、1980年に発売された絵本が今、売れ行きが急上昇しているそうですヨ。
放送日に注意して、是非ご覧下さい!!
若干遅くなりましたが、5月のアクセス数のご報告です。前月より168件アップの1781件でした。下降傾向にありましたがなんとか持ち直し(?)です!
キーワード検索では、先月友の会の総会記念講演会で講師をして下さった三井記念美術館の清水眞澄館長のお名前が3位に急上昇いたしておりましたッ。他には、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」、友の会事務局に関するキーワードもアップし、新年度ならではといった感じです。因みに友の会は只今100名近い方々がご入会下さいました!新規の方もチラホラ。休館中にも関わらず大変有り難いです(泣)。まだまだ募集中ですヨ!今ご入会いただくと、日帰り見学会に間に合うかも(?)。是非、お問い合せ下さい!
前回から注目し始めた「市区町村別訪問数ランキング」ですが、1位・草津、2位・大津、3位・大阪、4位・京都、5位・渋谷、6位・札幌、7位・みなと、8位・新宿、9位・近江八幡、10位・広島という結果でした。なぜか札幌が急浮上!ご新規様の多さでは1位でした。札幌で何があったのか…。文化館の事・文化財・単なる偶然?気になりますね~。
所要時間は?道順は?などと事前に計画していたスケジュールを実地で改めて確認しつつ、ウロウロ。
それにしても、普段何気なく通る道でもありますが、ああっ、こんなところにヴォーリズさんの建物がっ!と、改めて建物の存在を確認することしばしば。 それぐらい、ヴォーリズさんの建築物が街に馴染んでいるのですね。また、明治の三筆の一人、巖谷一六氏にまつわる石碑もあちこちに。
またまた、立ち寄った先では、親切な方々に出会い、 おかげさまで今回の見学会も大変充実したものになりそうです。
この日はとても爽やかで、見学会当日も良いお天気に恵まれるといいな~っと願いながら、帰路につきました。
もうしばらくしますと、参加者の募集をいたしますので、皆さまふるってのご参加をお待ちしております!会員でないけど「参加したい!」とお思いの方も、是非この機会に友の会にご入会 くださいマセ!お待ち申し上げておりマス!
展覧会情報です。
琵琶湖文化館の館蔵品『紙本墨画 叡山図』曾我蕭白筆が、三重県立美術館で展示されます。
タイトル:「蕭白ショック!曾我蕭白と京の画家たち」
会 期 :6月2日(土)~7月8日(日)
会 場 :三重県立美術館(三重県津市大谷町11番地)
4月に千葉市美術館で開催された時とは、別の作品が展示されます。
会期中は美術講演会、別会場では関連展覧会も開催されます。
琵琶湖文化館のお宝を間近で見ることができるチャンスです!この機会に是非、お越しください!
今年度も始まりました!文化財講座「打出のコヅチ」
第一回目は「平成23年度滋賀県新指定文化財説明会」と題し、
昨年度新しく指定された文化財について、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の各担当者の方々がお話されました。
一口に「文化財」といってもいつくかの分野があります。今回は、彫刻部門のお地蔵様、工芸部門の梵鐘、書跡・典籍
部門の文書、愛知川付近の住居地跡の史跡、無形文化財の雨乞いの舞についての説明でした。限られた時間の中、各担当の方々
が入れ替り立ち替りお話するのですが、とても簡潔に、わかりやすく、お話しくださいました(さすがです!)。
この講座を通じて、文化財が指定を受けた理由 ―とくに素晴らしい部分や、歴史学・美術史でどのように位置づけられ
るのか等― がよく分かり、また、指定を受けるまでの調査や新事実の発見の過程も知ることができます。
江戸時代のお地蔵様と思われていたものが、調査を進めていくうちに、実は平安時代のものだと分かったという話では
、受講のみなさんその現場にいるような臨場感があったのか、会場から感嘆の声が上がりました。
また、無形民俗文化財については、雨乞いの舞のビデオを流し、普段見ることのできない舞をみなさん食い入るように
ご覧になっていました。
このように、「打出のコヅチ」では、毎回滋賀県の豊かな文化財に関する話題を、詳しく、内容豊かにお話いたしますので 、どうぞ、みなさまふるってご参加くださいませ!!
来る5月24日(木)、今年度第一回目の文化財講座「打出のコヅチ」が開催されます!
今回の題目は「平成23年度滋賀県新指定文化財説明会」です。
文化財の宝庫と言われる滋賀県ですが、新たに県指定を受けた文化財について、わかりやすくご紹介します!
この講座をお聞きくださると、いちはやく滋賀県の文化財に関する最新情報を知ることができます。
「新聞の広告は見たけど、どうしよう~。」などとおっしゃるそこのアナタ、まだまだ席は空いてございますので、躊 躇せず、ためらわず、お気軽にお越しください。お待ちしてます!「あっ。申し込み忘れてた!」とおっしゃるアナタも大丈夫 。当日会場にご来場くださいませ。
なお、会場は、コラボしが21(大津市打出浜 びわ湖ホール向い側)
時間は、午後1時30分~3時です。
琵琶湖文化館は琵琶湖の上に建っているので、実に様々な生き物がやってきます。今朝は、湖面に浮いた板の上に、10匹強のカメの大家族が甲羅干しをしていました。これだけの集団は滅多に見られない珍しい光景ですッ。
文化館周辺に生息している生き物で忘れてはならないのは、このトンビ!文化館の屋根のトンボのオブジェに留まっていたり、低空飛行で旋回していたり、ほぼ毎日見かけます。どこに住んでいるのだろう??
先日、外でトンビが騒がしく鳴いていたのですが、その後、文化館の敷地内にはハトの羽根が散乱していました…。凄まじい戦いが繰り広げられていたようです…。
ハト・カラスのフン害が少ないのは、このトンビが文化館を縄張りにしているおかげなのかも知れませんが、それにしても野生の生き物のサバイバル事情には驚かされます(怖)。
昨日は涼しくてお天気も良く、大変爽やかで過ごしやすかったのですが、お昼頃からは琵琶湖の波が陸に乗り上げる程の超強風が吹き続けていました。
琵琶湖が穏やかだった朝、文化館前に竹筒の様な物が縦に浮いていました。水中には忍者でも潜んでいそうな感じです。
以前、文化館横の琵琶湖にこのような瓶が漂着していました。インスタントコーヒーの空き瓶ぐらいの大きさで、コルク栓がしてあり、中には紙の様な物が入っていました。「手紙かも知れない!」とワクワクしていたのですが、網ですくうには届かなかったので、近くに寄ってくるまで様子を伺っていたのですが、4月に入ってすぐに起こった春の嵐で、どこかへ流れて行ってしまいました…。
中には県内の可愛い園児か小学生が書いた手紙が入っていたかも知れないのにッ。中身がとっても気になっております。瀬田川~淀川~太平洋経て、海外に辿り着かないかと夢は広がるばかりです♪
今回の講演では鎌倉時代の彫刻作品がテーマだったのですが、まずはその前提となる平安時代の仏像の特徴、そして造像技法について説明を受けました。例えば「塑像などは材料となる土を足して形を作り、木造は材料となる木から必要でない部分を引いて(削って)作るのですが、その両方の考え方をもっているのが寄木造なのですよ。」というお話があった時などは、会場のあちらこちらから「ホォ~。」という声がもれてきました。
講演の中盤からは、慶派、円派、院派など、仏師の系派ごとに作品の紹介がありました。ふと気付くと、講師の話を「うん。うん。」と逐一うなずきながら熱心に聞いておられる方もあり、とてもわかりやすく柔らかい語り口調に参加者された51名のみなさんが魅了されておられました。
講演会終了後は恒例の懇親会もありましたが、みなさん笑顔一杯で「今年も友の会の活動を楽しみにしてますよ!!」とお声をかけていただきました。・・・ややプレッシャーを感じつつではあるのですが、楽しい活動となるように頑張りたいと思います。
そんなことで、琵琶湖文化館友の会にご参加いただける会員さんをマダマダ大募集しています。今月からは、友の会協賛事業の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」も始まりますので、みなさまフルッてご参加ください!!
やっと暖房を使わなくてもいい気候になったと思ったら、突然初夏の陽気が続き、今日は再び春の嵐の様なお天気です。白波が立つ琵琶湖から吹き付けられる風で、文化館事務所内へ隙間風が吹き込み、壁に掛けてあるカレンダーがパタパタとはためいています。学芸員さんは、フリースを着て収蔵庫へ。湖上の城は、若干底冷え中です。電気ストーブを再登場させたいッ。
前置きが長くなりましたが、4月のアクセス数のご報告です。前月より30件少ない、1613件でした。アクセス数が減少傾向にあるのは残念ですが、初めて見に来て下さった方が約55%!これはちょっと嬉しいですネ。友の会のページをじっくり見て下さった方が多かった様です。
今回は「市区町村」別訪問数ランキングのベスト10にも注目してみます。1位・大津、2位・草津、3位・大阪、4位・京都、5位・渋谷、6位・新宿、7位・名古屋、8位・野洲、9位・みなと(?)、10位・横浜という結果でした。県外の方からのアクセスが多いですね~。県内外関わらず関心を持って頂ける様、情報を発信していければと思っております!
先日ブログで、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」の告知をした所なのですが、早速、日程の変更が生じてしまいました…。
第6回 「琵琶湖文化館所蔵の近世絵画」
講師:上野良信(滋賀県立琵琶湖文化館)
【変更前】 → 10月25日(木) 【変更後】 → 10月18日(木)
以上の日程となります。まだまだ先の事でございますが、お間違えの無いようによろしくお願いいたします。
仏さまのお姿(形や像容)や材質、作り方などなどをとても詳しく、時間をかけて観察されました。皆さんでいろいろな意見を交換しながら調査は進められました(これ大事)。新しい発見があるかも!です。そして論文発表されるそうです(ドキドキ)。
とても楽しみです!
花びらが枯れ、新緑が芽吹いてきた文化館事務所の桜ですが、今朝、ふと見たら開花している花びら発見!前日に撮った写真をよく見てみると、確かに蕾がありましたッ。若干寂しげな桜でしたが、もう暫くお花見を楽しませてくれそうです。
さて、毎年恒例の琵琶湖文化館友の会総会記念講演会が今年も開催されます。東京の三井記念美術館館長・清水眞澄氏にお越し頂いて、「近江の中世彫刻」についてお話しいただきます。
琵琶湖文化館友の会 総会記念講演会
演題 「近江の中世彫刻」
講師 清水 眞澄 氏 (東京・三井記念美術館館長)
【 日 時 】 平成24年5月8日(火) 14:30~
【 会 場 】 コラボしが21 3階中会議室1 (大津市打出浜2-1)
【受講料】 無料
【問い合わせ先】 琵琶湖文化館友の会事務局(琵琶湖文化館内)
TEL:077-522-8179
近江に伝来する彫刻作品の中でも、中世にスポットを当てた貴重なお話をお伺いできるのではないでしょうか?彫刻ファンの皆様、この機会に是非お越し下さいませ!
毎年多くの方にご参加いただいている「滋賀の文化財講座 打出のコヅチ」、今年も開催が決定いたしました!
早くは3月の下旬頃、講座の開催についてのお問い合せを何件か頂いておりました。「そんなに楽しみにして下さっているとはッ…」と驚きと感動しつつ、まだ何も発表できなかったので(何も決まっていなかった…)、申し訳ない気持ちで一杯でございマシタ。 その後、急ピッチで計画が進行し、講座のチラシ作りも初版分は完了し、本日の発表を迎えました。スッキリ!!
今年もバラエティに富んだテーマが目白押しとなっておりますッ。他では中々伺えない、マニアックな内容ですので、滋賀の文化財に興味をお持ちの方は是非ご参加下さい♪
参加のお申し込みは、琵琶湖文化館(TEL:077-522-8179 FAX:077-522-9634 E-mail:biwakobunkakan@yacht.ocn.ne.jp)まで。お待ちしております!!
お知らせが遅くなりましたが、今年も琵琶湖文化館友の会は活動いたします。只今、会員大募集中です!
すでに、会員継続手続きをして下さった会員の方が70名を突破しております!新規ご入会の方、入会案内パンフレットの請求をして下さった方もいらっしゃいます。大変嬉しい限りでございますッ。
本年度も、専門家をお招きしての講演会、学芸員がご案内・解説をいたします見学会、会員様が主体となっての作品展・自主見学会を予定しております。様々な文化・文化財に興味のある方、是非、琵琶湖文化館友の会で
楽しく学びませんか? 入会案内パンフレットをご希望の方は、メール・電話で受け付けております。もちろん、お葉書でもOKです。遠慮無く、ご連絡下さいませ。お待ちしております!!
今日はお預かりしている寄託品を一時返還するために、東近江市の神社に行ってきました。
作品は神社の面(おもて)で、祭礼に使われるそうです。普段は文化財として文化館で大切にお預かりしているのですが、本来の役割を果たすべく、神社に戻られました。神社では、宮司さんがお待ちになっていらっしゃいました。祭礼の日には、皆さんの前に姿をあらわされることでしょう!
それにしても、陽射しはうららかで、行きの道中では桜や菜の花が咲きほこっていて、近江の春の最も美しい時期を迎えているのを感じました。
文化館の事務所で育てている桜ですが、現在このような状態になりました。
力尽きた花が枝に付いたままなので「散る」というより「枯れる」と言った感じです。まだ蕾も残っているので、あと少しの間はお花見を楽しませてくれそうです。
さて、展覧会情報です。
琵琶湖文化館の寄託品、重要文化財「楼閣山水図 曾我蕭白筆 六曲一双」(近江神宮所蔵)が、千葉県の千葉市美術館で展示されます。
タイトル:「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」
会 期: 4月10日(火)~5月20日(日)
会 場:千葉市美術館(千葉県千葉市中央区中央3-10-8)
千葉市美術館では、展覧会に合わせて「講演会」「ギャラリートーク」「市民講座」を開催されるようです。この機会に是非。ご覧下さいませ。
それでは、3月のアクセス数のご報告です。2月より23件少ない、1643件でした。ブログの更新を頑張っていたのですが、下旬にさしかかり停滞してしまいました。今月はお知らせしたいことが何件がございますので、頑張って更新できたらと思います。