特別展 「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」
近江は、琵琶湖を中心に広がる豊かな地域で、古代の都である奈良、京都に近接する文化・経済の先進地でした。琵琶湖のほとりに聳える比叡山からは、天台宗を開いた最澄をはじめ、日本仏教の主要な宗派の開祖たちが巣立ち、まさにわが国の仏教文化の中心でもありました。
また、比叡山麓に鎮座する日吉大社は、神仏習合思想に基づく山王信仰の拠点として知られています。このため近江には仏教・神道美術を中心に数多くの文化財が伝えられ、国指定文化財件数では全国四位にのぼります。
この展覧会は、琵琶湖をめぐる近江の古社寺に伝えられた仏教・神道美術の名宝を一堂に展示するものとしては初めて東京で開催される展覧会です。
延暦寺、園城寺、石山寺、西教寺、聖衆来迎寺、建部大社など、40の古社寺から、仏像、神像、仏画、金工品、経典など、国宝6点、重要文化財56点、滋賀県指定文化財43点を含む118点の名宝が出品されます。これらの名宝を通して、近江の歴史的・文化的魅力に触れていただければ幸いです。
展 覧 会 名
特別展 「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」
会 期
平成24年9月8日(土)から11月25日(日)
会 場
三井記念美術館 東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階
主 催
三井記念美術館・滋賀県・滋賀県立琵琶湖文化館・朝日新聞社
協 賛
東レ株式会社、三井不動産株式会社
主な出品作品 (出品目録はこちら)
国宝 | 重要文化財 | 重要文化財 | 重要文化財 |
金銅経箱 | 大日如来坐像(多宝塔) | 女神像 | 日吉山王神像 |
鎌倉時代 | 平安時代 | 鎌倉時代 | 叡山横川如法堂埋納 |
延暦寺所蔵 | 石山寺所蔵 | 建部大社所蔵 | 平安時代 |
百済寺所蔵 |