令和5年度 滋賀県立琵琶湖文化館 地域連携企画展
近江八幡市にある長光寺が購入した古経典〔「三弥底部論(さんみていぶろん)」 巻中〕一巻が、鎌倉時代の弘安4年(1281)に当寺にあった一切経の写経所で書写された、貴重な経典であったことが、琵琶湖文化館の調査で判明しました。
長光寺にあらゆる経典類を集めた「一切経」があったことはこれまでに知られておらず、近江の仏教史を塗り替える新発見となります。
また、当地の名産として知られた「武佐墨(むさずみ)」の起源が、長光寺写経所で「一切経」を大量に書写するための需要から生まれた可能性も考えられ、地域の文化史上たいへん注目されます。
本展では、長光寺と琵琶湖文化館の連携企画により、この新発見の経典を寺内において特別に初公開いたしました。
【会 期】令和5年(2023)4月1日(土)~4月10日(月)
【公開時間】午前10時から午後3時まで
【会 場】補陀洛山長光寺(近江八幡市長光寺町694)
[公共交通機関でお越しの場合]
JR琵琶湖線「近江八幡駅」より近江鉄道乗り換え
「武佐」駅下車徒歩5分
[車でお越しの場合]※駐車場無料
・国道8号線「六枚橋」より約5分
・名神竜王IC、蒲生スマートICより約15分
【拝 観 料】500円(経文維持協力金)
【関連行事】特別講演会「近江国蒲生下郡長光寺の一切経について」
講師:県立琵琶湖文化館副館長 井上優
日時:4月2日(日)午後1時~午後2時 ※申込不要
【主 催】滋賀県立琵琶湖文化館(滋賀県大津市打出浜地先)
TEL:077-522-8179 FAX:077-522-9634
補陀洛山長光寺(近江八幡市長光寺町694)
TEL/FAX: 0748-37-7743
※期間中、境内では近江八幡市指定天然記念物の花の木が満開と
なります。あわせてお楽しみください。
※期間中、限定朱印が頒布されます。