琵琶湖文化館収蔵品にみる四季
滋賀県立琵琶湖文化館は、開館以来60年以上にわたる活動の中で、全国でも有数の質と量を誇る作品を収集し、展示公開をしてきました。平成20年度より休館していますが、滋賀県内の博物館施設等と連携した「地域連携企画展」を開催しています。
本展覧会は、滋賀県立安土城考古博物館を会場とする4回目の地域連携企画展です。今回は琵琶湖文化館収蔵品の中から、「作品に表現された季節の美しさ」に焦点を当ててご紹介しました。
日本では古くから春夏秋冬それぞれの季節が、美術工芸品に表現されてきました。1年12か月の行事や風物が描かれた月岡雪鼎筆「十二カ月図屛風」の、公家の人々の生活に即した季節の移り変わりと楽しみは、今の私たちにもつながるものがあることでしょう。また中林竹洞や山本梅逸による南画は、生き生きとした自然と季節の描写が注目されます。あわせて「近江八景図」を中心とする近江の風景が表された作品から、四季を読み取ります。
本展覧会を通じて、作品に表現された日本と近江の豊かな四季を感じていただき、琵琶湖文化館収蔵品の魅力を再発見していただけたなら幸いです。
※展覧会チラシはこちら(PDF) ※出品目録はこちら(PDF) ※メッセージ募集(PDF)
展 覧 会 名 滋賀県立琵琶湖文化館地域連携企画展・滋賀県立安土城考古博物館第67回企画展
「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」
会 期 令和5年(2023)2月4日(土)~4月2日(日)
会 場 滋賀県立安土城考古博物館 企画展示室(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678)
開 館 時 間 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休 館 日 月曜日(2月6日・13日・20日・27日、3月6日・13日・20日・27日)
入 館 料 大人600円(480円) 高大生360円(290円) 小中学生無料
※障害のある方および県内在住65歳以上の方は無料※ただし証明書の提示が必要。
※( )は20人以上の団体料金
主 催 滋賀県立琵琶湖文化館・滋賀県立安土城考古博物館
関 連 行 事 ◆投票・募集◆「新しい文化館にメッセージを届けよう!」
現在滋賀県では、新しい琵琶湖文化館の開館に向けて準備を進めています。
そこで会場では、下記の内容をご記入いただく特設ブースを設け、皆さまか
らメッセージを募りました。
【投票:あなたが思う“新しい文化館でも見たい作品”はどれですか?】
【募集:新しい文化館での“展覧会へのご意見”をお知らせください!】
◆座 談 会◆「新しい文化館と収蔵品を語る」
お寄せいただいたメッセージを提示しながら若手学芸員が語り合います。
【登壇者】和澄浩介 (琵琶湖文化館主任学芸員)
田澤 梓 (琵琶湖文化館学芸員)
福西貴彦氏(滋賀県文化財保護課主査)
岩﨑里水氏(安土城考古博物館学芸員)
【日 時】3月19日(日)13:30~15:00
【会 場】滋賀県立安土城考古博物館 2階セミナールーム
【定 員】70名(受付先着順) 【参加費】無料
※往復はがきによる事前申込制(申込み先は滋賀県立安土城考古博物館)
主 な 出 陳 作 品
【お問い合わせ先】
滋賀県立琵琶湖文化館(滋賀県大津市打出浜地先)
TEL:077-522-8179 FAX:077-522-9634
滋賀県立安土城考古博物館(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678)
TEL:0748-46-2424 FAX:0748-46-6140